芸人本だと侮るなかれ。
あまりにも出来が素晴らしい。
そもそも劇団ひとりとは、
一人で色んな人物を演じ分けながらネタを展開していく芸人なんですが、この本はまさに「劇団ひとり」らしく、
ホームレス、アイドルおたく、カメラマン、ギャンブル狂、芸人
それぞれ立場の違った人物を描いた作品だった。
初め手に取った感想は「どうせ芸人本」とマイナスから入ったこともあって、起承転結に飽き足らず、起承転結結の二段オチがスパっとキまる構成にハマり、ものの見事に「ひとりワールド」に落ちていった。
そんなわけで・・・
意外にも面白い本だった。
ついでに、劇団ひとりがちょっと好きになった(笑)