(cache) 県外の重症患者受け入れ82% 救命救急センターなど調査 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 県外の重症患者受け入れ82%  救命救急センターなど調査

     都道府県境を越えて重症患者を運ぶ「区域外搬送」について、全国の消防が救命救急センターなどに昨年、累計で5440回照会したのに対し、医療機関が受け入れたのは82・3%の4478件だったことが29日、総務省消防庁の初の調査で分かった。

     区域内を含む搬送全体では45万回の照会に対し、93・0%が受け入れられたのに比べると10ポイント以上低かった。

     消防は搬送先が見つかるまで照会を繰り返す必要があり、消防庁は「交通事情などで区域外搬送が患者に有益な場合もある」と指摘。10月の改正消防法施行に合わせ、都道府県が搬送先のリスト整備などを進めるよう促す。

     特に首都圏では受け入れ率が低く、千葉県は東京都や埼玉県の医療機関に区域外搬送を501回照会、受け入れられたのは57・7%に当たる289件。神奈川県は59・4%の526件、東京都は56・0%の14件だった。

     消防庁は「周辺に病院が多いことから、かえって医療機関がほかに救急患者を任せようとする傾向がある」と分析している。

      【共同通信】
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