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橋下知事、支持政党「言わない」 知事会に同調へ

2009年7月29日22時2分

 大阪府の橋下徹知事は29日の記者会見で、総選挙での支持政党の表明について「個人では言わない」と述べ、自身の判断は明らかにせず、全国知事会の評価に従う考えを示した。これまで地方分権に関する政党の政権公約(マニフェスト)で判断するとしていたが、「知事会がまとまることが絶対に必要」と述べた。

 橋下知事は「誰もやらなければ僕が言わなきゃならないが、首長連合ができて、知事会も(マニフェストの)優劣を表明する理想の形になった」と強調。持論の「国と地方の協議の場の法制化」が各党の政権公約に盛り込まれる見通しになったとして、「協議機関の法制化がゴールで、表明はゴールじゃない」と報道陣に説明した。

 橋下知事は5月の全国知事会議で「知事会が自民、公明なのか民主なのか態度表明すれば、自公も民主も地方分権に必死になる」と提案。賛同が広がらなかったため、有志の首長連合を立ち上げて政党支持を模索してきた。今月16日の記者会見で「すると言ったのに表明しないと、次回以降のパワーがなくなってしまう」と述べていた。

 知事会は来月7日、政権公約について各党との公開討論会を開催。橋下知事も参加する政権公約評価特別委員会で採点し、結果を公表する。(春日芳晃)

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