| ▼マリナーズ−ブルージェイズ (セーフコ・フィールド、19:10 日本時間:29日 11:10) | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
| ブルージェイズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 3 |
| マリナーズ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1x | 4 |
| イチロー 1番ライト先発出場 [成績] | |||||||
| 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 打率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4 | 2 | 3 | 1 | 1 | 1 | .366 | |
| 打席別結果 | ||||
| 打席 | 回 | 状況 | 投手 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 第1打席 | 1回裏 | 先頭打者 | ゼプチンスキー(左) | 遊撃内野安打(得点1) |
| 第2打席 | 3回裏 | 先頭打者 | ゼプチンスキー(左) | 空振り三振 |
| 第3打席 | 6回裏 | 先頭打者 | ゼプチンスキー(左) | 四球(得点1) |
| 第4打席 | 8回裏 | 先頭打者 | キャンプ(右) | 中前打 |
| 第5打席 | 9回裏 | 二死満塁 | ダウンズ(左) | 中前打(打点1) |
| 城島健司 欠場 [成績] | |||||||
| 打数 | 得点 | 安打 | 打点 | 四球 | 三振 | 打率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
ブルージェイズ戦の9回、メジャーでは初のサヨナラ打となる中前打を放つマリナーズのイチロー=セーフコ・フィールド(共同)
【投手】
(ブ)ゼプチンスキー、キャンプ、ダウンズ−チャベス、バラハス
(マ)ワシュバーン、ロー、アーズマ−ジョンソン
【責任投手】
(勝)アーズマ3勝3敗
(敗)ダウンズ1勝3敗
【本塁打】
(ブ)
(マ)
【戦評】
イチローは「1番・右翼」で出場し、サヨナラ中前打を含む4打数3安打1打点だった。内容は遊撃内野安打、空振り三振、四球、中前打、中前打(打点1)で打率は3割6分6厘。
チームは4−3のサヨナラ勝ちで、連敗を4で止めた。
ブルージェイズ戦の9回にサヨナラ打を放ち、同僚からもみくちゃにされるマリナーズのイチロー(右から3人目)=セーフコ・フィールド(共同)
誰よりも喜んでいいはずのイチローが、誰よりも冷静だったのではないか。「スウィーニーが一番近くにいたのに驚きました」。同点の九回二死満塁で中前タイムリーを放ち、一塁を回りかけたヒーローにチームメートが殺到する。そこで最も足が遅い仲間が真っ先に飛びついてきたことを確かめる余裕が、イチローにはあった。
一、二塁間にできた歓喜の輪。「あの輪の中にいると(もみくちゃになって)明日のゲームに出られない可能性が出てくる。(ケガしない)対策をあの輪の中で考えるという、不思議な感じでした」。メジャー通算1372試合目で初のサヨナラ打にもかかわらず、打球が落ちた瞬間から次のことを考えていた。
左腕ダウンズが3球続けた外角低めいっぱいのスライダーだった。1球目を見逃し、2球目を空振りでカウント2−0。そして3球目をテニスのボレーショットを思わせるスイングで運んだ。「(難易度の)3段階であのボールは真ん中くらい。何本もああいうのを打ってきていますから、別に驚くような技術ではない」。涼しい口調はいつも通り。(共同)
2001年以降のメジャーで最も多くのヒットを打っているイチローが9年目で初のサヨナラ打。1953本目までかかった最大の理由は、1本出ればという場面でことごとく勝負を避けられてきたためだ。ただこの日は二死満塁で相手に逃げ道がなかった。
ワカマツ監督は「どんな球も打てる体勢になっている。あれだけ体が前に移動しながらコンタクトできるというのはすごいとしか言いようがない」と目を細める。サヨナラ打を喫したブルージェイズのガストン監督も「素晴らしい打者だ。そして何度もリーグで最多安打を重ねている。すごいよね」と脱帽していた。(共同)