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スポニチColumn
2007年02月11日 嵯峨百合子「素顔のぞいちゃった」理想の父親像に涙…横浜・工藤選手
(キャンプの)1日の練習を終えた横浜・工藤公康選手を直撃!夕食時に一緒に中華料理をいただきながらお話しをうかがいました。
工藤選手:お疲れさまでしたぁ!1杯だけビールいい?ア~~~~~ッ、しみる!胃にたどり着く前に体に吸収されちゃうネ(笑)
ゆりこ:わが家も子だくさんで4人兄弟なんですが…工藤選手のお宅は?
工藤選手:5人。僕も5人兄弟で、親父も兄弟が多いの。子供は大好き。
★朝食を召し上がってから夕食まで、水分は摂っていらしたそうですが昼食も食べず、練習終了後、毎日1~2時間かけてファンにサインしているそうです。
ゆりこ:サインし過ぎて利き手が疲れませんか。
工藤選手:疲れない!手先で書いていないから、腕を動かしているだけだから。200勝した時なんか1日2000枚くらい書いたよ。夜中まで3時間半くらいかかるの。
ゆりこ:続けて書いていると頭がおかしくなったり、間違えたりしないんですか。
工藤選手:何も考えなくても書けちゃうの、勝手に。ファンの人たちにお世話になっているからお返しをしたいしね。
★今季、横浜の宜野湾キャンプは工藤選手効果で例年に無いほどファンが詰め掛けました。
ゆりこ:西武時代にプレーした選手で、まだユニホームを着ていらっしゃる方は?
工藤選手:西武の伊東監督、あとは古田さん…かな。野球をやれるうちはやっていたいね、野球を辞めて監督、コーチ、解説者になれる人は少ない。野球界にしがみついていれば将来野球の仕事ができるもんね。(えっ、工藤選手もそんな事を考えているの??)
ゆりこ:横浜に移籍されて、横浜の選手に「何でも聞きに来て。遠慮しないで」って言われたそうですが、誰か来ましたか?
工藤選手:裏方のマツさんだけ。「グローブ下さい!」って(笑)まぁ、なかなか行けないよね、オレの昔を考えても43歳の先輩の所へトントンってノックしずらいよ。
ゆりこ:私なら行きます!!
工藤選手:そうなんだよ、行かなきゃ。いつまでオレがやれるかわかんないんだし、周囲の目を気にしたり遠慮していたら…。ずうずうしくないと長く野球はやれない!!野球界でオレが一番性格悪い!?(いたずらっぽく笑いながら)
ゆりこ:そう、突っ込もうと思っていたんですよ(笑)
工藤:でしょう?アハハハハ…。
ゆりこ:こんなに長く現役を続けることができたパワーの源は何ですか?
工藤選手:子どもだね。1人目が産まれたとき、この子が野球を分かるまでやろう!2人目が産まれた時も…5人目の時も。
ゆりこ:じゃあ、6人目も。
工藤選手:無理でしょう(笑)
ゆりこ:野球をしている時と普段の工藤選手は違いますか。
工藤選手:オレはね、家ではボーッとしている、子どもに遊びをせがまれてもボーッて。話しかけられても無視しちゃったりして…。嫌な親父だね(爆笑)
ゆりこ:横浜の独身選手に奥さんを選ぶならこんな人、みたいなアドバイスを。
工藤選手:オレまだ10日だから言えないよ~~~、自分が好きならいいんだよ。周囲に言われてどうのこうのなんて、駄目。大事なのは自分がどうか。親の意見に耳を傾けるのはいいけど。(力強いお言葉!)
ゆりこ:パパとしての工藤選手のイメージが強いんですが。
工藤選手:やっぱり親父として…って。自分も父親から言われたことを覚えているし、同じ事を子どもに言ったりするよね。子どもには愛情のある言葉をかけるようにしているし。
◇◇◇
おっと、話をうかがっているうちに私の目から涙が…。止まらない、どうしょう…。お子さんへの愛があふれ、力強く語られる工藤選手の姿に感動をしてしまいました。その後も工藤家教育論を熱く語ってくださいました。現代の日本人が忘れかけている父親像を「野球だけをやっていればいいとは思わない。子供と対峙して、きちんと話をする」という工藤選手に思い出させていただきました。
最後に「オレは子供に成長させてもらったし、嫁さんに育ててもらった」と言い切る工藤選手を凄い!と思いました。
感動したとはいえ、会食中に涙を流してしまい申し訳ありません。お詫びに横浜ベイスターズの応援にうかがいます。工藤選手、長時間ありがとうございました。
▼嵯峨百合子(さが・ゆりこ) 2004年度の「ミス日本グランプリ」。1982年7月24日生まれの23歳。石川県出身。身長は1メートル74、均整のとれたスタイルと親しみやすい笑顔が印象的だ。高校時代、米国に2年間留学経験があり、外国人選手とも自然にコミュニケーションがとれる。4月からはNHK教育テレビ「ハングル語講座」にレギュラー出演。SMA所属。