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日本のマンガ、実は世界でウケてない!【その2】

DVD流通量はアメリカ1%、フランス2%程度。
かつての“バブル”はとっくに崩壊していた

◆観客動員の伸びない日本アニメの現実

下記は、ヨーロッパにおける日本アニメ映画の観客動員ランキングだが、歴代1位の『ゲド戦記』ですら、わずか33万人である。日本国内で約600万人を動員したメジャータイトルがこの有様。当然、2位以下ともなれば目を背けたくなる死屍累々ぶりで、日本国内で1500万人を動員した『ハウルの動く城』など、EU加盟国(人口約4億9500万人)での動員がたった1万人なのである。

★欧州圏36か国で公開された日本映画の観客動員数
1.「ゲド戦記」:33万2655人
2.「ドラえもん のび太の恐竜」:9万1408人
3.「となりのトトロ」:8万 459人
4.「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」:7万8142人
5.「魔女の宅急便」:5万2859人
6.「殯の森」:4万5647人
7.「時をかける少女」:4万4812人
8.「忍Shinobi」:4万3046人
9.「鉄コン筋クリート」:2万 807人
10.「着信アリFinal」:1万8278人
(欧州視聴覚研究所調べ)

 一方、世界最大のコンテンツ市場を抱えるアメリカにおいては、日本製アニメやマンガへの認知度は高く、'03年には『千と千尋の神隠し』がアカデミー賞受賞の快挙に輝いている。だが、営業面では推定100万人の観客動員で約1000万ドルに留まり、飛び抜けた結果を残せてはいない。同作は、日本でも歴代一位の2350万人を動員して304億円を稼いだ、いわば邦画界の"日本代表"。『ポケモン』シリーズが推定850万人で8500万ドルを稼いでいることを考えれば、その差がいかに大きいものかがわかるだろう。

 これを裏付けるのが、左上の表に示した日本アニメ関連の売り上げデータだ。JETROのコンテンツ市場調査によるものだが、前出の欧州版同様に残念な結果となっている。アメリカでのアニメ放映時間は'07年をピークに減少傾向、関連商品の売り上げも'03年に過去最高を迎えたものの、その後は低迷を続けているというのだ。そもそも、アメリカにおけるDVD流通量のうち、日本製アニメのシェアは、わずか1%台に過ぎないのだ。


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(JETRO発表の資料より)

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(JETRO発表の資料より)




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