映画『キラー・ヴァージンロード』(岸谷五朗監督)の完成披露会見が、27日、都内の教会で行われ、主演の上野樹里がウェディングドレス姿を披露した。

映画『キラー・ヴァージンロード』の完成披露会見にウェディングドレス姿で登場した上野樹里

演技派俳優として知られる岸谷が初めてメガホンを取った本作は、「結婚したい女」ひろ子(上野)と「死にたい女」福子(木村佳乃)がおかしな逃亡劇を繰り広げ、奇妙な友情が育まれる。ウエディングドレス姿で登壇した上野は「岸谷さんは役者のことも考え、テストの段階でしっかり固めてから本番に臨むので、とてもスムーズに撮影が進みました。できあがった作品を見ても、勢いがあって、みんながドキドキワクワクするような映画になったと思います」と述べた。

撮影を振り返り、「暴走族に追いかけられるシーンがあって、十何台ものバイクが爆音を鳴らされると怖くて……」と木村。対照的に上野は、「私は楽しかったです。『イェーイ!!』って(笑)」と撮影を楽しんだ様子。怖がりな木村を上野が励ますことも多かったようで、「私が怖がるたびに、いつも樹里ちゃんが、(上野の話し方を真似ながら)『佳乃さん佳乃さん! 私がやるから見ててくださいね!』って言ってくれたんですよ」と撮影エピソードを明かした。

本作が映画監督初挑戦となる岸谷五朗。「俳優業はきつくて苦しいけど、監督はウハウハですよ。スキップして現場に通ってました(笑)」	「死にたい女」福子を演じた木村佳乃。「映画の中で、突然歌い出したり踊り出したりするのは初めて。最初はどうなることかと…」

本作は「結婚」がキーワード。青木裕子TBSアナウンサーから「ズバリ、結婚願望はありますか?」と聞かれると上野は「生きている間に1回は結婚してみたいと思うけど、それが80歳でも素敵だなと思うし。『25歳までに結婚したい』と言ったのに結婚できないと、『じゃあ30歳までに』となって、どんどん矛盾が生じるじゃないですか。だから『80歳までに』としておけば、本当に結婚できてよかったなと思えるという……」と結婚観を展開。これには青木アナも、「勉強になりました。私もそう言えるように頑張ります」と納得の様子だった。

興味津々に結婚についての質問をしていた青木アナ(写真左)に独自の結婚観を語り、応えていた上野

劇中にも登場するゴリラと、ゴリラマスクを被った花嫁50人をバックにフォトセッション

映画『キラー・ヴァージンロード』は、9月12日より全国ロードショー。