高砂市の調査で、高砂西港の汚泥から国の暫定除去基準を超えるPCB(ポリ塩化ビフェニール)が検出されたのを受け、県は27日、精密調査のためのサンプリングを実施した。結果判明には約1カ月かかるという。
一方、高砂市議会は同日、精密調査の結果は西港再整備技術専門委員会(事務局・県)で検討するよう東播磨県民局長に要請した。
また、市議会は、PCBに関連する調査結果は速やかに報告するよう、議長と建設経済、環境保全特別両委員長名で登幸人市長に申し入れた。今回の市の調査結果については委託業者から6月18日に速報があり、7月7日に計量証明書が届いたが、議会運営委員会で報告されたのは、県との協議を経た後の21日だった。【成島頼一】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2009年7月28日 地方版