名城、怒りのＫＯ宣言…９・３０大阪でＶ２戦

Ｖ２戦で対戦するカサレスの写真にデコピンでＫＯ宣言した名城信男

　◆ＷＢＡ世界スーパーフライ級タイトルマッチ　王者・名城信男（六島）―同級２位ウーゴ・カサレス（メキシコ）（９月３０日・大阪府立体育会館第二）　王者・名城信男（六島、２７）が連続ＫＯで海外へアピールする。Ｖ２戦が９月３０日に大阪で行われることが２７日、発表された。２位との指名試合に「ＫＯ狙い」と断言。王者乱立の様相のスーパーフライ級で、正規王者がプライドを見せる。

　怒りをリングでぶつける。８月１５日に米国で暫定王座決定戦が行われる不可解な動きの同級に「なんでやねん、と思う。いい勝ち方でアメリカやメキシコに名前を知らしめたい」と名城。キャリア初のスイッチとなるウーゴ・カサレス（メキシコ、３１）は、元ＷＢＯ（日本未公認）ライトフライ級王者と相手に不足もない。

　Ｖ１戦は２度のダウンから逆転ＫＯ。スリリングな展開をスポンサーが評価し、２試合ぶりに地上波中継も決まった。前日（２６日）には阪神・下柳剛投手（４１）と会食し「オーラがあった」と刺激を受けた２７歳。Ｖ２後は暫定王者との統一戦も視野に、息の長い王者を目指す。