岡山放送局

2009年7月28日 18時57分更新

新フルでも事業継続の計画を


新型インフルエンザの大流行によって企業の活動が停滞し、食品の流通が滞るのを防ごうと、食品に関係する企業が非常時に事業を継続するための計画づくりについて学ぶ説明会が岡山市北区で開かれました。

新型インフルエンザの感染が大きく広がると、食品の製造や流通に関係する企業でも従業員の欠勤が増えて活動が停滞し、食品が手に入りにくくなることが懸念されています。

28日の説明会はこうした事態を防ぐため、食品に関係する企業に非常時にも事業を継続できる計画づくりを進めてもらおうと中国四国農政局が開いたもので、中国地方や四国地方から、およそ130の企業の担当者が出席しました。

この中で、講師を務めた農林水産省の担当者は、重要な業務の担当者が欠勤しても、支障が出ないよう、代わりの人を決めておくことや、出勤できる従業員が少なくなったとき、どの業務を続けてどの業務を中止するのか、あらかじめ決めておくことが重要だと訴えていました。

説明会に出席した食品製造会社の担当者は「いま計画を策定している途中なので、きょう聞いたことを参考に内容を検討していきたい。『この人がいないと業務が回らない』という職場もあるので、そうした業務を代わりの人ができるような体制をつくっていきたい」と話していました。