最終更新: 2009/07/28 22:19

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今春から高校教師になったロンドン五輪を目指すフェンシング・池端選手を取材しました。

今春から高校教師になったロンドン五輪を目指すフェンシング・池端選手を取材しました。
2012年のイギリス・ロンドンオリンピックを目指す池端 花奈恵選手が、今春から高校教師に。「フェンシングを通して、感動を伝えたい」という新米教師の奮闘を取材しました。

中国・北京オリンピックで、日本のフェンシングは一躍、世界の脚光を浴びた。
そのフェンシングで、日本ランキングの頂点に立つ池端 花奈恵選手。
2007年当時では、日本人初の世界選手権でメダルを獲得した実力の持ち主。
その池端選手が2009年春、京都の高校で新米先生としてデビューし、第1歩を踏み出した。
池端選手は「フェンシングやってて味わってきた感動とか悔しさとか、若い人にも引き継いでいきたい。そういう気持ちがあって、教師になろうって思いましたね」と話した。
池端選手が、先生になってまず始めたことは、フェンシング部の設立だった。
池端選手は「やっぱり、わたしも(教えるのは)初めてなので、そういう経験がないので、すごくドキドキしてます」と心境を語った。
部員は8人で、全員が未経験。
新米先生と新入部員、まさに2人3脚のスタートとなった。
部員は、「すごく規則とか厳しい人なんですけど...。すごくいい人です」、「『隣の家のお姉ちゃん』みたいな人です」と話した。
教え子たちの練習が終わると、今度は同じ場所で選手としての練習を行う。
教え子たちには負けられないと、ロンドンオリンピックへ向け、練習にも力が入る。
創部3カ月で迎えたインターハイ京都府予選。
しかし、ユニホームが足りなくなるトラブルが発生。
「8人中7人、一気に(試合に)入るから、道具をみんなで使い回すよ。結構大変だよ。今から先生、頑張って借りてくるけど」と話した池端選手は、ほかのチームからユニホームをかき集めた。
試合の緊張感、そして、フェンシングの楽しさを肌で感じてくれればそれでいいと、3カ月で教えてきたことは、基本的な動作だけだった。
しかし結果は、8人中3人が1回戦を突破。
ドキドキの初陣で緊張していたのは、池端選手の方だった。
池端選手は、「忘れかけてたみたいな、フェンシングの楽しさとか、そういうのをすごく生徒たちが思い出させてくれる」、「(今の目標は?)ロンドンオリンピックにまず出場すること。それと、このフェンシング部、来年のインターハイの出場を目指してます」などと語った。

(07/28 19:24 関西テレビ)


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