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病院崩壊に救急頓挫。至る所に医療の隘路は存在する。
病床は満杯。医師は足りない。不完全な状態で救急を受け入れば、それ自体が違法になる、とおかしな理屈を医療はいう。
処置が上手くいかなければ責任を取らされる。場合によっては訴訟を起こされ、賠償金に払わされ、運が悪ければ医師免許を剥奪される。
とてもじゃないが、係わっていられない。
障らぬ神に祟りなし、と医療はいう。
そのくせ救急指定を受けたままである。受ければそれなりの経済的メリットもある。なければ最初から引き受けない。
約束違反じゃないか。というのが患者の感覚である。
老母を救急搬入したときはこうだった。以前二回もお世話になった二次救急の総合病院が、いつのまにか二次救急の看板を降ろしていた。何の公報もない。救急隊員に聞いて始めて知った。行政が怠慢なのか、病院が無神経なのか。ひとり患者だけがワリを食わされる。
救急車で何件か断られて、最終的に受け入れて呉れた病院は、さる私立大学付属病院である。
そこで受付と同時に、個室誘導され、高額な入院保証金を請求され、ああ、ＡＴＭはそこにありますから、と受付横の現金受け払い機を指示され、躊躇していれば追い返されるかもしれないし、すでに救急車は帰ったあとだから、言われるままに個室使用承諾書を書き、入院手続きを済ますことになる。
その時考えたことは、母親の場合は仕方ないにしても、自分の場合はもうお手上げだな。
持ち合わせがない場合だってある。
母親だって目が悪いから、付き添いが出来ない場合は、ＡＴＭの操作などできない。入院保証金の用意が出来なければ受け入れられないだろう。そうなったら、死ぬしかない。かな？
最近は、動物愛護運動が盛んである。動物虐待防止法すらある。
しかし肝腎の人間にはない。幼児や老人にはあっても大人にはない。金がなければ、救急でも受け入れてくれない。
建前がどうであれ実態はそうである。金融破綻に絡んで、非正規社員がまるで虫けらのようにリストラされている。
どうやって年を越すのか。
何かが起きたらどう対応するのか。
余りにも無責任である。
更に、障害者自立支援法の下に、障害者見舞金や支援金がカットされた。私は１種４級の身体障害者だが、３月、９月に年に２回だけ、たった一万五千円、年間わずか三万円の障害者見舞金を貰っている。 しかし９月には、無慈悲に切られた。
ご丁寧にその通知を印刷した用紙は赤紙であった。
ははは。ブラックユーモアである。
実はその３万円を足しにして入院の予定を入れていた。検査を兼ねた手術のため。しかし直前に中止を申し入れた。当然主治医は不機嫌である。当たり前だ。でも背に腹は変えられない。
というのも最近娘のペットが病気になったからである。ペットは保険がないから何万も掛かる。病院に連れて行かなければ、たぶん死ぬだろう。
だから娘も無理な出費をした。その上に私の分まで負担させられない。人間は状況を自己判断出来るし、痛い辛いも表現できる。しかしペットは出来ない。もう死にそうに喘いでいる。
こうなったらペット優先である。これが現実だ。
人間は、いつの間にかペット以下になった。
むむ。
ところで先ごろスペイン政府は、一定の動物に、法的権利を認めたのだそうである。つまりチンパンジーにも、法的権利が存在する。
さらに何処かの国では、未来社会を想定して、人間が超人類となり、サイボーグ社会となった時の、民主的な市民権のあり方を設定した。んだそうである。
その権利の分類は４つになる。
最上のランクは、まず、完全な市民権。（自己決定、投票と契約を結ぶ権利）である。
ついで渉外市民権（生命と、完全な自己決定を行うための補助権利）。
三番目には、「感覚のある財産」という権利。（不要な苦しみを味わわない権利）。これには、ほとんどの動物、胎児、植物状態人間の権利が含まれる。
最後に、「財産」と規定される権利。これには脳死の人間、胚、植物、物品が対象となる。んだそうである。
なんだか良く分からないが、脳死した人間も財産である。
やれやれ。
こんな高邁な学説など、庶民には理解できないし不要である。
なにがどうあれ、ただ庶民は助かりたい。助けて欲しい。
その為の政治である。
ところが政治も行政も、どうやら弱者は斬り捨てる方向に進んでいる。しかもこれが世界的な趨勢である。そう学者も考えている。あるいは答申している。ということだろう。
なぜか。わからない。
たぶん、選ばれし民による、選ばれた民だけの時代になったのだろう。余計なものは要らない。効率の悪いモノは要らない。形の悪いモノは要らない。デキの悪いモノも要らない。
選別して、不良品は処分せよ。そんな時代が来たのかもしれない。
ならば明快にそう答えよ。
曖昧にするな。建前として美化するな。綺麗事を言うな。
高邁な議論など、専門家同士でやってくれ。
分からないものを説くのは時間の無駄である。
単純明快に、サッサと死んで下さい、といえ。
政府としても、その為の施策は全く考えておりません、と明快に回答せよ。お為ごかしや、キレイごとは要らない。
患者は公園に捨てるべきである。
或いは置き去りにすべきである。
そうならないために、
貧しき民は、まずは尊厳死宣言書でも書いて生きるべきだ。
それも立派な「死ぬ準備」である。
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１０リットルまでの水しか入らないバケツには、１１リットルの水は入りきれません。
１リットルの水がこぼれてしまった事で、周囲の人間が「なんだこのクソバケツ！」と足蹴にしたら、
バケツが凹んで、１０リットル入れられたはずの物が、９リットルまでしか入らなくなりました。
…っていうのが、今の日本の医療崩壊（ていうか、マスコミによる医療破壊）の現状。
教訓とかそういう以前の問題。
…。
……。
………。
…マスコミの医療破壊は大成功ですね。
http://punigo.jugem.jp/?eid=503
http://punigo.jugem.jp/?eid=500
http://punigo.jugem.jp/?eid=495
http://punigo.jugem.jp/?eid=491
2008/12/27(土) 午後 1:10 [ 都筑てんが ]
●救急病院が急患を受け入れられないなら、救急病院を辞めちゃえば？
・現実に次々と辞め…ていうか、潰れていってるんです…。
・特に、重症患者を扱う「２次救急」、救急最後の砦である「３次救急」が減っていることが深刻な問題となっています。
・また、一つの病院が救急を撤退してしまうと、その病院が受け入れていた患者が他の病院に流れ込み、その病院のキャパシティをオーバーして受け入れ不能…という、「受け入れ不能のドミノ状態」に陥ってしまう…という危険性があります。
2008/12/27(土) 午後 1:12 [ 都筑てんが ]
大学病院でも３次救急じゃないところは結構あります。ええ？って行政に聞き直したら、いや、２．５救急くらいです、と応えました。
医師も病院も、患者も、行政も大変です。生まれ変わる為の、陣痛かな、と考えています。
悲観的になってもしようがないので。
ただ口ごもってもダメだから、患者目線から発言は続けます。
2008/12/27(土) 午後 7:29 [ mug*i1*34 ]
さいきん医療は、政治家の応援を得て、連戦連勝である。
市民には釈然としない！
でもお世辞は言っておく！
よう、ござんした！
2009/4/18(土) 午後 10:29 [ bassao_2 ]
古い記事にコメントするのもアレですが、
＞不完全な状態で救急を受け入れば、それ自体が違法になる、
＞とおかしな理屈を医療はいう。
その「おかしな理屈」を言ったのは、司法なんですが……。
2009/7/28(火) 午後 4:27 [ とおりすがり ]
もう少し追記を
＞そのくせ救急指定を受けたままである。
病院側が救急指定を返上しようとしても、市町村側がそれをさせないのですよ。市町村側からしたら、「あの市は救急無いんだぜー」って言われるとメンツに関わりますので。役人の皆様としては大問題です。はい。
もう一つの理由としては、たしかにエントリにあるように訴訟リスクが高い患者の受け入れは難しいですが、そうでない場合は受け入れることが出来るからです。
2009/7/28(火) 午後 4:33 [ とおりすがり ]
「とおりすがり」が、医療トピで、おべんちゃら言い合っていることは知っている。コメント書く以上は、返信できるように、身元を明確にすること。医師もその程度の常識はもってね。
それから、被害者は患者に！国民！
政治も行政も医師もみな加害者！
加害責任を追及する！
分かったあ！
どうせなら医療も全崩壊してくれ！
戦後はそうだった。それでも立派に生きている。長寿は医療の結果ではなく、食餌の結果。水と塩と米があれば人間は死なない。
2009/7/28(火) 午後 4:55 [ mug*i1*34 ]
＞コメント書く以上は、返信できるように、
いや、現在あなたがモロにコメント機能で「返信」しておられますが……。
私のコメントに具体的な反論があれば、是非ともお聞かせ願いたいのでこのコメント欄にでもお願いします。
＞医師もその程度の常識はもってね
私は医師じゃないですよ。
何を根拠に「医師である」と仰っているのですか？
2009/7/28(火) 午後 5:06 [ とおりすがり ]
肝心なことを忘れておりました。
＞「とおりすがり」が、医療トピで、おべんちゃら言い合っていることは知っている。
それ、何時の話ですか？
医療系のエントリにコメントするのは四ヶ月ぶりですが…。それに少なくともこのブログにコメントしたことはありませんよ？
＞老母を救急搬入したときはこうだった
お母様もおかわいそうに。
何故、救急になど連れて行ってしまったのです。そんなことをしなくてもお母様を助けることは出来たのですよ。
なぜなら、
＞水と塩と米があれば人間は死なない。
からです。
少なくともあなたの周りではね。
2009/7/28(火) 午後 5:29 [ とおりすがり ]
「とおりすがり」だからへらずくちが叩ける。いつまでもやってなさい。
これ以上のヘラズクチは、エロサイトなみに削除する。
2009/7/28(火) 午後 7:51 [ mug*i1*34 ]