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タスポ:個人情報、警察に提供 照会応じ、検察にも--たばこ協会

 たばこを自動販売機で購入する際に必要な成人識別ICカード「taspo(タスポ)」の所有者の個人情報について、社団法人・日本たばこ協会(東京都港区)が、警察・検察当局の照会に基づき任意提供していたことが分かった。協会は「刑事訴訟法に基づく照会の場合、協会の判断でほぼすべての照会に応じている」と説明している。

 同協会によると、当局が個人情報の提出を求めた場合、情報を一覧表にして提供するという。情報には、タスポ所有者の生年月日や住所、電話番号、タスポ発行日、たばこの購入場所・日時などが含まれるという。

 協会は当局からの照会への対応について「タスポを所有する会員の規約には明文化していないが、法律に基づく要請には任意でも応じざるをえない」としている。提供件数については明らかにしていない。

 協会によると、18日現在のタスポ発行枚数は約929万枚。普及率は喫煙者の34・7%。「申込時に個人情報を記入するので、普及が進まない」との指摘もある。【森禎行】

毎日新聞 2009年7月27日 東京夕刊

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