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藤井氏 長い目で見たいアルカセット産駒
【藤井正弘の血統トピック】
▼アルカセット 00年生 鹿毛 米国産 父キングマンボ 母チェサプラナ(母の父ニニスキ)英仏日16戦6勝 主な勝ち鞍はジャパンC、サンクルー大賞典 2歳産駒114頭。
芝2400メートル級では13戦して連対パーフェクトというスペシャリスト的な強さを発揮した馬で、現役最終戦となった05年ジャパンCでは2分22秒1の大レコードでハーツクライ以下をねじ伏せた。ちなみに、この部門の日本レコードホルダーが産駒をデビューさせるのは、83年エリモジョージ以来、実に26年ぶりとなる。欧州系の大物は競走実績をうのみにできない面もあるが、エルコンドルパサー、キングカメハメハが遺伝力の確かさを実証しているキングマンボ系だけに、種牡馬としても日本の競馬環境にアジャストできるはずだ。ただし、自身は5歳時に本格化した超晩成型。産駒にも長期的展望は必要になるだろう。
▼ストラヴィンスキー 96年生 鹿毛 米国産 父ヌレエフ 母ファイアザグルーム(母の父ブラッシンググルーム)英愛仏米8戦3勝 主な勝ち鞍はジュライC、ナンソープS 2歳産駒95頭。
欧州で3頭のG1スプリンターの父となり、シャトル先の南半球でもGウイナーを連発。日本でも輸入産駒のコンゴウリュウオーが金鯱賞など、重賞4勝を挙げる活躍を見せている。日本では振るわないヌレエフ直系だが、このキャリアなら“即戦力”として計算してよさそうだ。基本的にはマイル以下の距離に向き、芝、ダートは問わない。長打力よりもアベレージで勝負するタイプと思われる。(サラブレッド血統センター)
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