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FM番組試作に奮闘中 登米で10月開局

番組を試作する会員たち=登米市のTI―Net事務所

 宮城県登米市で10月の開局を目指すコミュニティーFM放送局「H@!(はっと)FM」の支援団体「市地域情報ネットワーク」(TI―Net)が、番組の試作に取り組んでいる。作り手は、年齢層も職業も幅広いスタッフ養成講座の卒業生たち。「多くの市民を巻き込んで番組を制作したい」と意気込む。

 番組の試作に取り組むのは、TI―Netの会員約50人。それぞれが企画を出し合い、2〜7人で班を構成して番組を作っている。

 番組の内容は、市内の飲食店経営者らに話を聞くインタビューや、川の流れや虫の鳴き声など市内の音の紹介、地域の方言講座など。

 会員は、FMの番組作りに興味を持つ登米市民ら。年齢層は小学5年生から50代まで幅広く、職業も僧侶や農業、粘土細工職人などさまざまだ。

 会員のほとんどは、スタッフ養成講座「H@!FMアカデミー」の卒業生。1期生が昨年10、11月、2期生は今年5、6月に各計7回、フリーアナウンサーや新聞記者らを講師に招き、発声や取材の方法を学んだ。

 TI―Netの鹿間文徳会長(40)は「多彩な市民が番組の試作に取り組んでいる。さらに多くの市民に参加してもらい、みんなに必要とされる番組を作りたい」と話す。

 H@!FMを運営する登米コミュニティエフエム(登米市)は7月、東北総合通信局に放送局の設置許可を申請する。9月には市内に局舎を完成させる。
 FMアカデミーは終了したが、TI―Netの会員は募集中。連絡先はTI―Net0220(23)7843。


2009年07月28日火曜日

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