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2009/07/28

ヤクザ屋さんのチョー便利ATM

平成政治20年史 (幻冬舎新書) 平成政治20年史 (幻冬舎新書)
価格:¥ 882(税込)
発売日:2008-11

「永田町異聞」というサイトで、「自公選挙マシーン弱体化を狙う小沢選対」という記事が出ているんだが、この人、元・全国紙の社会部記者ですね。なので、なかなか鋭い読みをしているんだが、そこで「公明の対自民選挙協力マシーンの弱体化」が、今回のオザワン刺客作戦の目的だ、と書いているわけだ。まぁ、勝ちに行ってるとか、公明党の幹部を落選させる為とか、そう考えている人が多いんだろうが、話はそう簡単ではない。むしろ、公明党の危機感を煽って、自民党を支援する余裕をなくさせ、自民党との協力関係にヒビを入れさせようというのが目的。その為には、あまり相手を追いつめ過ぎない方が効果的なわけだ。敵愾心剥き出しにして追いつめると、むしろ自民党と公明党の協調関係が強まってしまう。で、




「どこで取っても一議席」というような話も聞こえてくるんだが、マスコミを始め、みんな当該選挙区ばかり注目してるんだが、その裏で業師オザワンが企んでいる仕掛けには注目する人は少ないわけです。まぁ、「過半数取れなかったら連立も」というような素振り見せたりするのも、あるいは、自民党との協力関係に亀裂を入れようという仕掛けなのかもね。最初っから、「絶対に公明党とは連立しない」と言い切ってしまうと、公明党さん、安心して自民党の支援にまわれますねw 民主党が勝ちそうな選挙で、「過半数取れなかったら公明党とも連立する、かもね~」とか言ってると、公明党にも迷いが出ますねw なかなかカシコイです。まぁ、政治というのは必要なら悪魔とでも手を組むというゲームなので、いかに自民党の足を引っぱるか、というのも大事なわけです。で、そもそもオザワンは公明党に裏切られた経験があるので、恨みがある、という話があるんだが、
産経の今朝の紙面で、小沢には新進党解党にまつわる、公明党への私怨がある、と書いている。

私怨かどうかは別として、かつて新進党に参加していた公明党が小沢を裏切って、自民党にすり寄ったことが、新進党の解党につながり、いまの自公政権の源流になったことは確かだ。

なぜ、公明党が小沢を裏切ったのか。そこには政治史の暗部ともいえる物語が隠されている。野中広務が公明・創価学会脅しに使った一本のビデオテープの出現が全ての始まりだった。
今から10年以上前なんだが、野中の爺さんが一本のビデオテープで創価学会を脅して寝返らせた、という話がある。
1996年3月のことだ。

新進党参院議員だった平野貞夫は、旧公明党出身の新進党衆院議員、権藤恒夫から相談を持ちかけられた。


「実は、野中幹事長代理に住専問題で妥協しろと言われた。公明党代表の藤井富雄都議らがある暴力団組長と密会しているビデオテープを持っていると・・・」

小沢一郎の知恵袋として知られる平野は「それは脅しじゃないですか」と問い返した。むろん、権藤はうなずいた。
ちなみに、テープを手に入れたのは亀井静香だそうで。当時は自民党だね。まぁ、こういうシロモノというのは当事者から出てくるモノであって、赤の他人さまからは出てきようもないですねw ヤクザ屋さんはよくこういう事をやります。で、脅されて寝返らされてしまった公明党なんだが、だんだん図々しくなりますw
平野貞夫著「平成政治20年史」によると、2006年9月、自民党総裁となった安倍晋三は首相に就任する直前、創価学会の池田大作名誉会長を極秘に訪問した。

小泉時代に悪化した日中関係修復のため、安倍は訪中を決意し、成功させるための指南を池田名誉会長に仰いだのだという。

熱心にメモを取りながら池田の話に耳を傾ける安倍のことを、名誉会長はこう評したらしい。「安倍は真面目で、何にでも使える男だ」。
アベッチなんざ、小僧扱いですね。まぁ、ビデオテープにナニが写っているのか知らないが、もう時効だという事ですか? で、問題の中味です。
問題のビデオテープに話を戻そう。そもそもこのテープは95年に撮られたというが、どのような内容なのか。

「藤井は港区内のとある事務所で後藤租の後藤忠政組長に会い、反学会活動を続けている政治家など5人の名前をあげて、『どうにかならないか』という内容の相談をもちかけた。この密談の様子が何者かによってビデオで穏し撮りされ、外部に流出したとされる。テープは、約40分.画像は鮮明ではないが、声は藤井の声に酷似しているといわれる」(創価学会関係者)

この問題のビデオをテープを警視庁は極秘裏のうちにすでに入手済み、という情報もあるのだ。
警視庁が手に入れた経緯は不明なんだが、警察さんもヤクザとは色々と貸し借りがあるんだろう。仮名さんは警視庁から入手したのかね? まだ持ってるのかなw で、創価学会と後藤組の関係というのも興味深いモノがあるんだが、霊園建設で片腕切られたヤツがいたり、一日2000万円の街宣活動とか、まぁ、色々とあるんだが、面倒くさいので勝手に調べていただくとして、だ。
今回の爆破事件には、後藤組パワーの衰退が絡んでいる様な気がしてなりません。少なくとも、創価学会の闇社会での大きな後ろ盾が吹っ飛んだのは確かです。実際、後藤組との協力関係が強まって以降、昭和63年の右翼団体による信濃町の創価文化会館への短銃発砲事件があってからは、創価施設を狙ったテロは皆無だったのに....。(藤井さんの件は別として。)この後藤組長が失脚したばかりのタイミングで20年ぶりに創価施設を狙ったテロが起こるとは、偶然とは言えない気がします。
日中友好協会への爆破はお飾りに過ぎず、
本当のメッセージは「学会よ。もう、後藤とは関係するな。」
で、犯行声明文は誰かが便乗した偽物?と勝手に思っているのですが、どうでしょうか?
去年の10月にも、創価学会を狙った爆破テロ事件があったようなんだが、なんせカネは持ってるし、弱みもあるし、ヤクザ屋さんにとっては良いカネづるですねw

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