ニューヨークで活躍する有名弁護士。マスコミも注目する存在で、権力者相手の巨額の訴訟を担当し、勝訴を得るためには手段を選ばない非情さを持つ。標的を決めたら相手を徹底的につぶすまで一歩も引かないパティの原動力は、被害者救済の正義感なのか、はたまた自らの名誉と利益のためか? 家族は再婚した夫フィルと息子マイケル。
- 舞台やテレビで活躍後、1982年に「ガープの世界」で映画デビューし、アカデミー助演女優賞にノミネートされる。演技派として知られ、映画「危険な情事」('87)や「101」('96)など、さまざまな“怖い女”の演技では定評がある。
本作「ダメージ」でテレビドラマ・シリーズ初主演。
ロースクールを卒業したばかりの希望に燃える新米弁護士。あこがれの弁護士パティのヒューズ弁護士事務所で働くことになったうえ、いきなりフロビシャー事件のチームに加えられて喜ぶ。婚約中の恋人デービッドとの仲も順調で前途洋々のはずだったが、パティに人生を狂わさせられることになる。
- オーストラリア出身。8歳のころから演劇を始め、1994年に「Dallas Doll(原題)」で映画デビュー。映画「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」('02)や「トロイ」('04)、「マリー・アントワネット」('06)などに出演。
有名実業家。会社の倒産直前に社員たちに投資をさせて、自分の持ち株を売り払った株価操作疑惑の主。刑事裁判では証拠不十分で無罪になるが、社員たちによる民事の集団訴訟を担当するパティの執ような攻撃を受け、弁護士フィスクに早急に片をつけるよう命じる。
- 1979年の「オニオン・フィールド」で映画デビュー。TVコメディー・シリーズ「Cheers(原題)」のサム・マーロン役でエミー賞受賞。映画「スリーメン&ベビー」('87)や「プライベート・ライアン」('98)などに出演。
ヒューズ弁護士事務所のナンバー2。勤続10年のパティの右腕。パティからクビにされたように装い、裏で仕事を進める。父親のような包容力と気さくな態度でエレンの信頼を得るが、温和な雰囲気の裏には陰の部分が潜んでいる。
- 1984年の「No Small Affair(原題)」で映画デビュー。映画「メンフィス・ベル」('90)、「グッドナイト&グッドラック」('05)などに出演。
フロビシャーの弁護士。フロビシャーの焦りと要求に対応しながら、強敵パティと直接対決するという役目を担う。パティの追及を防ぐため、必要とあらば、どんな手段もいとわない。
- 1984年の「青春の祈り/司祭への道」で本格的映画デビュー。映画「ブラックホーク・ダウン」('01)、「ハンニバル」('01)やTVドラマ「24」などに出演。
エレンの婚約者でケイティの弟。インターン中の医師で、エレンとの幸せな将来が待っているはずだった。フロビシャー事件に巻き込まれていくエレンやケイティを心配していたが、自分までが被害者になることに。
- 1998年に「Williamstowne(原題)」で映画デビュー。TVドラマ「エド〜ボーリング弁護士」「Law & Order:性犯罪特捜班」などに出演。
エレンの親友でデービッドの姉。調理師で念願のレストランを開店準備中。イベントで料理を担当したことがきっかけで、フロビシャーからレストランへの出資を受けていた。期せずしてフロビシャー事件のカギを握る存在となり、危険な立場に追い込まれていく。
- 2004年の「アルフィー」で映画デビュー。映画「Turn(原題)」('04)や「The Headsman(原題)」('05)などに出演。