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FDDメーカー各社、生産撤退の動き加速−四半世紀の歴史に幕
フロッピーディスク駆動装置(FDD)メーカー主要3社が生産撤退に動き始めた。ティアックは2010年4月に生産を終了する。ワイ・イー・データも終了の方向で供給先と協議に入った。ソニーは10年4月以降の計画は未定だが、他社と足並みをそろえる模様。記憶媒体が光ディスクなどに移行しフロッピーディスクの市場規模は09年にピーク時の30分の1以下にまで縮小。需要の減少が著しいため、生産を打ち切る。
ティアックはFDDをマレーシア工場(マラッカ)で生産。08年度の出荷台数は245万台で、直近は月16―17万台を出荷する。年20%以上のペースで数が減っており、生産の最低水準を切ったと判断。供給責任を果たす前提で、顧客と協議しながら生産をやめる。
(掲載日 2009年07月27日)
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