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井岡一翔「5戦目世界奪取」見えた!2回TKO勝ち

2R、松本(右)に強烈な右ボディーを見舞う井岡

◆ プロ2戦目で元世界ランカーを撃破 ◆

 高校6冠ボクサー井岡一翔(20=井岡)が26日、大阪府立体育会館第1競技場でプロ2戦目(スポニチ後援)に臨み、2回2分59秒TKO勝ちした。元世界ランカーの日本ミニマム級7位・松本博志(32=角海老宝石)を試合開始から圧倒。右フックでダウンを奪い連打で仕留めた。陣営は年内にミニマムかライトフライ級での日本王座挑戦、または世界ランカーとの対戦を模索。国内最速の世界王座奪取記録8戦目を大幅更新する5戦目奪取を見据えている。

◆ 辰吉、名城の8戦目世界奪取更新や! ◆

 右フックを浴びた松本が足元から崩れ落ちた。10カウントこそ逃れたが、連打に出た井岡を見てレフェリーが試合を止めた。2回TKO。昨年1月、24戦全勝20KOのWBA世界ミニマム級王者ゴンサレスが10回を要してもKOできなかった松本を、デビュー2戦目の20歳が仕留めた。

 「右ボディーが効いていたのでフェイントで上へ返した。ランカーをKOできて自信になる」

 2戦目で異例の日本ランカーとの対戦。高いはずの壁すら軽やかに越えた。1999年には世界暫定王者に無冠戦で判定勝利したベテランは「パンチは見えなかった。モーションがなかった」と驚きの言葉を連ねた。

 日本ランク入りを確実にした。4戦目日本王座奪取の国内記録を更新する3戦目挑戦を目指す。ただ、主戦場のライトフライ級では同僚の日本同級7位・宮崎亮が10月の日本同級王座挑戦を確定。同門対決を回避すべく世界ランカーとの対戦に路線転換する。見据える頂は「5戦目の世界奪取」と父・一法トレーナー。辰吉、名城の8戦目世界奪取を大幅更新するスピード出世が夢とは思えない快勝だった。

[ 2009年7月27日付 ]

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