放送予定
   
   
   
7月27日(月)放送予定
がんとともに(1)
どうする子への告知


30代〜50代の"子育て世代"で乳がん患者などが増加。このことで新たな「告知」の問題が生じている。「自分がガンであることを子どもに言えない」「どう伝えればいいのか」と悩む親の患者が増えているのだ。ガン=死というイメージがあり、子どもが受け入れるには重すぎるという考えが背景にある。しかし情報を伝えないことで子どもが疎外感を感じ、親が亡くなった場合、長く心の傷になるという実態も明らかになっている。そんな中、子どもにも事実を伝えていくべきだと、医療関係者が今年3月プロジェクトチームを立ち上げた。しかし参考にしたアメリカの様に「病名」をはっきり伝えるのは日本には合わないのではないか、議論が続いている。日本の親子関係にあった、子どもへの伝え方はどうあるべきか、がんに関わる新たな問題の解決策を考える。
(NO.2772)

スタジオゲスト 明智 龍男さん
    (名古屋市立大学病院
こころの医療センター副センター長)
 
   
   
7月28日(火)放送予定
がんとともに(2)
“働き盛り”失業の不安

“がん患者の3人に1人が仕事を失っている”。今回、全国1200人のがん患者に行ったNHKのアンケートで明らかになった実態だ。治療が長期に及ぶがん。なかでも20代〜40代の働き盛りの人たちにとって、がん治療と仕事の両立が大きな課題となっている。休職期間が足りず退職を余儀なくされるケースや、職場復帰したものの後遺症に苦しみ、周囲の理解をえられないまま退職するケース。さらに、がんは克服したが再就職先がみつからないなど、がん患者を取り巻く環境は厳しい。治療技術の進歩により、がんが不治の病ではなくなるなか、患者たちが、安心して働き続けるには何が必要なのか考える。
(NO.2773)

スタジオゲスト 山口 建さん
    (静岡県立静岡がんセンター総長)