生き物の腹を切り裂いてみれば
たいていが赤ですが
まれにどす黒い方もいらっしゃいますね
でも切り裂いてみたら
色とりどりのプラスチックの
おもちゃか部品の詰め合わせのような
はらわただったら貴方はどうしますか
その奇妙なはらわたは
はじめは生き物のものだとは気づきませんでした
それはきのうある番組で見ましたよ
手にのせられた
死んだアホウドリの丸く膨らんだ腹を切り開いてみると
アホウドリでわなく模型かと思えるほどに
中はぎっしり色とりどりのプラスチックゴミや
金属の細かい部品の固まりでした
かわいそうに食べても食べても
栄養にならない上に
激痛で狂ったようになって
死んでしまったはずです
島の海岸の砂利の大部分が
人の出したゴミが流れ流され
細かくなったもので構成されていて
出演者がためしに海水を入れたビーカーに一掴みの砂利を入れると半分以上が浮きあがりました
石や砂は全て沈みますから
浮いたものはよく見れば
自然界にはない色彩のものばかりでした
プラスチックなどは
永久に元に戻らず
呑み込んだら最後死ぬまで
腹の中にのこり消化されず
痛みと共に苦しみ続けなければなりません
海水浴で忘れてきたペットボトル一個でもアホウドリを苦しめるのです
必ずゴミは(プラスチック)は一人一人が持って帰らないと駄目ですね
アホウドリは羽を広げると長さが2メートルにもなる大きくて美しい鳥です
大切に見守っていかなければなりませんね
