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【格闘技】井岡のおい デビュー2連勝2009年7月27日 紙面から 元2階級世界王者、井岡弘樹氏(井岡ジム会長)のおい、井岡一翔(20)が、日本ランカーを撃破した。井岡のプロ2戦目(ライトフライ級8回戦)は26日、大阪府立体育会館(観衆=8000人)で行われ、日本ミニマム級7位松本博志(32)=角海老宝石=を相手に2回2分59秒TKO勝ち。デビュー2連勝(2KO)とした。これで日本ランク入りが確実となり、秋に予定される次戦で世界ランカーとの対戦を熱望した。 「ちょっと早過ぎや。今すぐチャンピオンなれるで〜」。そんなヤジが飛ぶほどの圧勝劇だった。2回、井岡は「手応えがあった」という右フックを放つと、松本はワンテンポ遅れてゆっくり倒れた。その後の連打でレフェリーストップ。セコンドに就いていたおじで会長の弘樹氏と手を合わせ、喜びを爆発させた。 「KOはうれしいですね。大きい会場はやる気が出ます」。第1試合から判定の試合が続き、どんよりしていた会場も大爆発。井岡はメーンイベンターとしての仕事をしっかりやってのけた。左ジャブは鋭く、右ストレートは想像以上に伸びた。腕をグルグル回すパフォーマンスをする余裕もあった。打たれ強い松本からダウンを奪うと、一気に前へ出た。 「これは通過点。次は日本王者とやりたい。目標はおじさん。おじさんを超えられるように」 試合後、井岡は笑顔でアピール。隣では弘樹氏がうなずいていた。同門・宮崎亮の日本ライトフライ級王座挑戦が決定しており、井岡の次戦は、秋に世界ランカーとの対戦が濃厚だ。 (森合正範)
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