7月25日のながさきニュース
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長崎新聞
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電気自動車で五島活性化 県、年度内にレンタカー100台導入
低炭素社会の実現に向け電気自動車など「次世代自動車」の普及を目指している県は24日、五島地区に本年度中、電気自動車のレンタカーを100台規模で導入することを明らかにした。島の観光情報などを発信する高度道路交通システム(ITS)と連動した未来型のドライブ観光システムで、島の活性化を図る。
県は、電気自動車の導入で同地区内の観光振興や格差是正など課題解決を図りたい考え。例えば、世界遺産の本登録を目指す同地区内の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」。本登録には、景観や環境保全が重視されるため、環境負荷を極力抑えた電気自動車の導入で環境先進地であることを全国的にアピールする構え。本土より約1・5倍高いガソリン代の格差是正も期待される。
また、電気自動車にはETC(自動料金収受システム)を発展させたITSを搭載。これによって観光地への道案内や道路の渋滞、対向車の接近状況も発信し、未来型の観光ドライブで地域の活性化を図る。
電気自動車が導入される同地区の関係者も交流人口の拡大に期待を寄せる。五島市観光協会の瀬崎繁己事務局長は「電気自動車のハイテク機器(ITS)で観光情報が入手できれば、観光客も楽だし、一層スポットを楽しめると思う。五島の観光客の増加が期待できる」。井上俊昭新上五島町長は「環境に優しい島づくりを推進する中で、大きなインパクトがあり、島をアピールできる」とそれぞれ歓迎した。
同日、県と地域振興に関する連携協定を結ぶ慶応義塾大の川嶋弘尚理工学部教授らが県庁を訪問。同教授はITSについての世界的権威といわれ、電気自動車導入に伴う現地調査のため五島地区入りした。
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