YOSHIKI、7月27日(月)頸椎椎間孔切除の手術
YOSHIKI
:
2009-07-27
◆YOSHIKI、7月27日(月)頸椎椎間孔切除の手術 〜写真編〜
YOSHIKIの同センターでの主治医・冨澤仁UCLA内科助教授によると、術後の回復には数週間かかり、その後1ヵ月以上かけてリハビリを行なう予定だ。数ヵ月しても症状が改善しない場合には、椎弓切除術、椎間板ヘルニア摘出術、脊椎固定術などの処置を要し、人工椎間板置換術なども外科手術の選択として考えられるという。
X JAPANは2008年東京ドームでの再結成公演以降、東京ドーム5公演を含む計10本のワールドツアーを行なってきている。しかしながら、YOSHIKIの持病である頚椎椎間板ヘルニアは悪化の一途をたどり、公演を追うごとに激痛に苦しんでいた。ワールドツアーを続けるために、2009年に入ってからは周囲の親しいスタッフにさえこのことを一切口にしようとしなかったYOSHIKIだが、5月末の台湾公演以降は左手の感覚を失っており、7月に入り右手の痺れも強く感じるようになっていたのだ。
レコーディングの合間を縫って病院に通い、日米の著名な医師の診断をいくつも受け、ベストを尽くすものの、事態は想像以上に深刻であった。骨の変形により神経を圧迫、左手の筋力が低下しており、腰骨の変形により足の痺れも起こしている現実も明るみになった。「これだけの激しいドラムプレイをしていて、この状態で済んでいるのが不思議なくらい。余程、周囲の筋肉を鍛えていてそれが支えになったのだろう。」と日本の医師はYOSHIKIの強靭な肉体に驚いてはいたが、既に限界地は越えていたのだ。
頸椎椎間孔切除術は、決して簡単な手術ではないという。しかしながら、X JAPANを背負うアーティストとして、YOSHIKIが活動を続けていくうえでこの手段こそが最善の選択をいうのが、YOSHIKI本人はもちろん、X JAPNAを支えるスタッフも納得した上での判断だ。
X JAPANをファンに捧げるために、YOSHIKIは自らを投げ出しこの日で全てが終わっても構わないという覚悟と気合で、毎回のライヴを行なってきたのは、ファン全員が知るところだ。X JAPANを失うという最悪のシナリオを恐れるが故に、YOSHIKIは全てのトラブルを自らに課し、それを解決しさえすれば万事OKなのだという、シンプルな指示系統でX JAPANの奇跡を生み出してきた。「多くのトラブルに比べれば、自らの肉体のトラブルなんか大した問題ではない。ちょっと我慢すればそれでいいのだから」…さしすめYOSHIKIの心の内は、そんなものではなかったか。とんだ間違いである。
事態は急変した。しかし、YOSHIKIの肉体あってのX JAPANであることも、YOSHIKI自身、改めて思い知らされた一件だったはずだ。決してハッピーな報告ではないが、この山を越えて、YOSHIKIはまたひとつ心身ともに強靭になる。未来の輝けるX JAPANに向けて、我々は、ただただ祈るばかりだ。
以下は、YOSHIKI公式携帯サイト「YOSHIKI Mobile」内で発表されたコメントの一文である。
◆ ◆ ◆
ファンのみんなへ
本当に突然こんな報告をすることになってしまってごめんなさい。
今日・・・・・・LA時間の8:00amより首の手術をします。
前向きな方向に向かうと・・・・・・自分は信じています。
X JAPANの再結成を決めた時からこうなる覚悟は出来ていました。
去年、3月の東京ドームから始まった計10本のコンサート・・・・・・必ずしも完璧とはいえなかったかもしれないけど、1ステージ、1ステージに対して全力をつくしてきました。そこでみんなと過ごした時間は・・・・・・これから何があろうと自分の人生に刻まれた、とても素敵な思い出です。
この数週間、日米の著名な先生の方々に体の診断をしていただき・・・・・・
(公式携帯サイト「YOSHIKI mobile」YOSHIKIコメント一部抜粋)
◆ ◆ ◆
YOSHIKI本人は、8月の鈴鹿でのレース観戦も、先日発表したフランス公演も、これから発表する全ての公演も決行するつもりでいるというが、さすがにスタッフも黙ってみてはいないだろう。手術後のSYOHIKIの経過を慎重に見守りながら、最善の道程を歩んでもらいたい。
なお、今は静かに見守ることがなによりもYOSHIKIのためであろう。ちなみに混乱を避けプライバシーを守るためにも、YOSHIKIは匿名で入院している。
以下は、YOSHIKI主治医からのコメントである。
Drummer, pianist and X JAPAN band leader, Yoshiki, will undergo neck surgery on Monday, July 27, 2009 at the Cedars-Sinai Medical Center, Beverly Hills, CA. Dr. Neel Anand, Director of the Cedars-Sinai Spine Center, will perform a cervical foraminotomy.
Due to his intense drumming style, Yoshiki developed a worsening of his neck pain and left hand numbness over the past month, affecting his music performance. His condition has been evaluated by doctors in the U.S. and Japan. Yoshiki underwent a spinal x-ray series, an MRI of the spine, and an EMG. After seeking second and third opinions on the diagnosis and treatment, he concluded that the foraminotomy was necessary for the cervical foraminal stenosis.
Yoshiki's primary physician at the Cedars-Sinai Medical Center, Dr. Tommy H. Tomizawa (UCLA Assistant Professor), states that he will need a few weeks to recover from the surgery and a month or more of rehabilitation. If his condition does not improve over the next several months, laminectomy, discectomy and spinal fusion would be considered. Artificial disc placement would be another treatment of choice.
参考リンク | X JAPAN | |
2009-07-27 BARKS
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