2009年7月26日21時46分
衆院議員の引退を表明した民主党の藤井裕久最高顧問(77)は26日、テレビ朝日の番組で、総選挙で政権交代した場合の去就について「いろんな形でお支えするのは私の責務だ。生涯民主党のために尽くす」と語り、「民主党政権」入りに意欲をにじませた。
旧大蔵省出身で蔵相も務めた重鎮の藤井氏には、霞が関をリードする官房副長官への就任を期待する声が党内にある。岡田克也幹事長も26日、岡山市内で記者団に「これからもしっかりと民主党を引っ張っていただきたい」とエールを送った。
藤井氏は番組で財務相ポストについて「(民主党は)ばらまき政党と言われた。そうじゃないということを(示すため)、財政再建論者をその省に置けと(執行部に注文した)」と語り、財政規律を重視する「岡田財務相」説をほのめかした。