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2009-07-27 00:00:46

拝受

テーマ:ブログ
代々木ゼミナールで講義師をやっていたときファンになってくださったかたがたの何人かから、ある共通のご意見をたまわっています。自分でも面白いと思うし、このサロンのみなさんもまあまあ興がってくださるのではないかと思いますので、そのご意見を公表いたします。

昨年刊行の著書『レクチュール』やこのブログ『エスパス・ユージン』において、おまえはまだまだ自分を抑えているだろう?真のおまえはもっとワイルドだ。もっと自分を出せ!ヒートアップしろ。

とくに強く明言してくださった極右サポーターの御三方が、しんさん、シュンさん、sugarhill六本木さんです。ありがとうございます。超極右はマー坊さんですが、このかたは、二次元や三次元では表現できない、いわば「論外」ですね。畏ろしい光栄です。

抑制?じつは、私自身にそんなつもりは全くありません。ほんとうに、ないです。著書にせよブログにせよ、つねに自分を解放して書いているつもりです。

深い親愛からのご意見に感激し、真面目に考えてみました。口頭と記述という形態のちがいが大きいのでしょうか?おそらくこれが、当たらずとも遠からずではないかと推察します。

例えば、ブログで初めて私を知って、その上7月5日の講演を聴いてくださったかたで、書き言葉での印象と話し言葉での印象が大きくちがうと感じられたかたは、いらっしゃいますか?思い当たる節とか、思いつくことがあれば、コメントをください。お待ちしています。

関連夜話として、ではひとつ、昔の講義中の妄言を記憶から引き出してお伝えしてみましょう。なるべくワイルドなのがいいですよね?多々いろいろありますが、今回はとりあえず、一個にしておきます。ある意味、「妄言の十余年」とも言えるくらいです。番外で妄語録を出版しても良いかもしれません。300部限定で。

(京大を受ける連中に向かって)東大より京大のほうがヘンタイ率高いとか思てるヤツときどきおるけど、アホかっちゅうねん!そもそも東大や京大にヘンタイ多いわけないやろ。「お大学受験」なんかに尽力したつまらん集団ですよ。最悪では、大学合格が一生でいちばんの自慢、とかな。ダ~ッサ!最ぃ~~悪ですわ。男ならみんな思います、「だれが京大の女なんかと合コンすんねん?!」そらそうよ。だれもしません。しかしな、言うとっけど、女から見てもおんなじですよ。私は京大の男なんかと合コンもデートもしたことありません。センターで高得点取るようなヤツと飲み行ってなにがオモロいんすか??学歴とキスするわけやないんすよ、女は。

京都大学在籍や卒業の紳士淑女のみなさん、貧弱な一般論を展開してすみませんでした。各位お一人お一人のベースで、どうかお見逃しください、‘There is no rule but has exceptions.’の真理のもとに。

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2009-07-26 05:45:47

東上り 7・25の邂逅

テーマ:ブログ
昨日から遂に、東海道「上り」新幹線東京行き、東上り(あづまのぼり)と呼ぶことに決めました。よろこんで降伏、改心いたします。2009年7月25日、於・横浜。

夏さかるみなとみらいと中華街で、私は二つの決定的な感動に遭いました。一つは、今まで感じたことがないほどの強烈な創作欲です。つねに創作への欲求は強く、原稿執筆には並々ならぬエネルギーを注ぎ込んできましたが、昨夕、編集者F氏の導きによって、私の心は根底から揺さぶられました。What a fundamental inspiration! He's just turned me on. 絶対に書かねばなりません。表現への意志が体の底から衝き上げます。さっそく、第一歩の最初にとりかかります。

もう一つの感動は、F氏の存在そのものです。こんな純粋な人がこの世に生まれ、眼前で躍動するのを目撃し、打たれました。感涙です。「いいものを多くの人に伝えたい」という彼のシンプル・エレガントな生き方は、編集者として最も強い、すなわち最も美しい在り方であると、私は思います。

私は、原理主義者のご多分にもれず、「意図せず、自然のまま生きたら、結果的に、原理主義者になっている」人間の一人ですが、F氏もそれでしょう。私用雅語で言ってみれば、極ヘンの粋です。事実、「編集者として」などと限定するのは誤りで、彼は「人間として」最も美しい。私はこの人に出合い、生きていてよかったと、ふたたび感じています。

氏と共に創る本は、ユージンズの紳士淑女の、ただでさえ高いヘンタイ性と生命力をさらに増幅し、その結果、極ヘンと非ヘンの格差たるや、イヤミの域に達する、というものになります。本格書ですので、必然、ある程度の年月を要しますが、かならず刊行します。みなさん、どうぞご期待ください。

今後も、ときどき、進捗状況などを可能な範囲で報告いたします。

2009-07-23 06:42:54

視界、良好!

テーマ:ブログ
21日の午後、新大阪からのぞみに乗って東京に来ました。切符はいつも、新幹線乗り場改札口のすぐ横にある自動券売機で買います。普通それがいちばん早いからです。

ところが今度に限って、おそらく十個以上ある券売機がすべて機能不全で、指定券が一切買えない状態に陥っていました。係員が「機械は全部故障中です。隣の窓口で買ってください」と言うので、そっちを見てみると、あり得ないほどの長蛇の列です。どう見積もっても、切符を買えるまでに一時間以上はかかると見えました。

冗談じゃない。こっちは今から白金タワーの再下見なんだよ。こんなとこでモタモタして遅れてたまるか。

一瞬気合いを入れ、「よし、今こそ『けものみち・日常ヴァージョン』の発動だ」と決めました。この極道が、無力な群衆に混じって唯々諾々と立ち待つとでも思ってるのか?!しかも、白金行きやぞ。意識は既に8月29日の極ハレなんだ。のぞみが停まっていようが動かしたる。

すると、三十メートルほど向こうに、別の窓口があるのが目に止まり、遠目ですが、どうも長蛇の列はできてないように見えました。しかし、いくら無力の大衆でも、そこまで無策じゃないだろう。係員がすぐ隣の窓口を指示したとはいえ、ものの三十メートル歩けば別の窓口が空いていることに気づかないはずがない。と思いました。

ここでいつものダメもと精神です。「みんなそこまでバカじゃないだろうけど、行くだけ行ってみよう」と思って、行ってみました。スーツケース転がして。

結果は、更にあきれるものでした。十秒余りでたどり着いた窓口の短い列に並ぶまでもなく、その直隣にある券売機は正常に機能していて、しかも空いていて、その機械ですぐに指定券が買えたのです。あまりにあっけないサクセスで、「けもの」どころか、「ちっちゃい虫のみち」みたいでした。確かにうれしいけれど、極ヘン剛の者としては、もう少し気力と知力を使わせてほしかった感が、正直、あります。自称『深手負いの女豹』ですから。

おとなしいのも結構ですが、いつも当局さまの仰せ通りに粛々ばかりしていては、ときどき馬鹿を見ますね。ちょっとの根性でけものみちを造れること多し。今回、仰せ通りの「道」を行っていたら、「けものみち」で行った私が名古屋を優に過ぎてからやっと新大阪を出る、という惨めな結果になっていたでしょう。

実際、なんの支障も遅れもなく東京に着きました。それどころか、8号車5番Dという、私がいちばん気に入っている席の一つにまで、当たったのです。

幸先が良いですね。東京ライヴ・第一回 in 白金タワーも、華々しく実現します。新大阪の幸運も、続々申し込んでくださっているユージンズ・メトロポリタンのみなさんが、期待の気で推してくださったおかげです。ありがとうございます。

8月29日、ライヴ講演の興奮と、光の絶景を背にした艶夜を、どうぞ愉しみ尽くしてください。

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