事前に用意する物
・ハンディリムーバー
・ラジオペンチ
・防錆性浸透潤滑剤(CRC556などの事。無くても大丈夫ですがあった方がベスト)
Aピラーを外す為の順番としては、まず
・1番のスカッフプレートを上に引き上げて外します。
・2番のサイドトリムを足下奥にあるクリップを引き抜いた後、手前に引っ張って外します。
・3番のシーミング・ウェルトを右の写真の様に引っ張って剥がします。
注意!
ウェルトを外す時や外した後、剥き出しになった金属部分には極力触れない様にしてください!
エッジがかなり立っているので、うっかり擦ったりしてしまうと「スパッ」と簡単に皮膚が切れてしまいます。
ウェルトを外すとAピラーの端が見えますので、手で若干隙間を作りながら、その出来た隙間にリムーバーを突っ込んでクリップが外れる手応えがあるまでちょっと強めにこじ開けて下さい(写真上・左)。
注意として、この作業は下から順番に行ってください。なぜならピラーの下と真ん中は普通のクリップで留まっていますが、一番上のクリップは特殊なタイプで引っ張っても取れない様になっているからです。
真ん中部分のクリップまで外れたら、今度はAピラーが当たっている天井部分にリムーバーを突っ込みながら天井部分よりも室内側に引き出して浮かせ(写真上・右)、同時にピラー全体を上に引き上げる様にします(写真下・左)。
全てが外れると写真下・右の様になります。
一番上の矢印部分が特殊クリップです。
注意事項としては、Aピラー自体がかなり硬くハマってますのでなかなか外れませんし、天井部分とピラーを若干歪めてこじ開ける、と言う行為にも最初は躊躇してしまうでしょうから、余り無理をせず少しずつ作業を行ってください。
Aピラーが外れたら、今度はこの特殊クリップを外します。
なぜ外すのか?と言うと、これを外してAピラーに取り付けておかないとピラー自体がキチンとハマらないからなんです。
外し方はラジオペンチを使ってクリップを若干手前に引っ張って浮かせ(但しピラーを外す時に浮いていればこの作業は必要ありません)、時計方向に大体45°回して更に引っ張れば抜けます。
ここが硬くてなかなか動かない時は、クリップに潤滑剤を少しだけ吹き付けておくとスムーズに回る様になります。
一番下が外れたクリップの拡大写真です。
上記で外したクリップをAピラーに差し込んでおけば全ての作業は終了〜!
お疲れ様でした(^^)。
ちなみに元に戻す時は、上記の作業と違ってAピラーをそのままクリップ部分に合わせて差し込むだけでOKです。