【ジャカルタ井田純】ウイグル問題のドキュメンタリー上映を予定しているオーストラリアのメルボルン国際映画祭のウェブサイトがサイバー攻撃を受け、中国国旗や中国への謝罪要求文などに書き換えられたことが分かった。26日付の地元紙エイジ(電子版)が伝えた。
同映画祭には、「世界ウイグル会議」議長で米国在住のラビア・カーディルさんの活動を取り上げた豪ドキュメンタリー作品が出品されており、来月8日に上映される予定。これに合わせてラビアさんも招待する。
映画祭組織委員会は、今月初め、現地の中国総領事館からこの作品の上映をやめるよう要求されたが拒否。その後、参加予定だった中国の3監督が出品を取りやめたり、香港系のスポンサーが撤退するなどの事態に発展していた。
ムーア組織委員長は、サイトへの攻撃は中国のIPアドレスからのものだったと述べたうえで、「中国政府に従わなかったことに対する組織的なキャンペーンだ」と非難。警察に届け出るとともに、保安上の懸念についても警察当局と協議していることを明らかにした。
毎日新聞 2009年7月26日 20時27分