「RUMOUR 2」はCHORDのスピーカーケーブルをヨーロッパ中に知らしめ、ケーブルCHORDの名声を不動のものにした大ヒットモデルです。19芯からなるシルバーコートOFC導体が固く縒り合わせられ、厚手のテフロン誘電体とシリコン外皮(いずれもたいへん高価な材料です)によって強力に制震されています。その後リリースされたODYSSEY 2やEPIC TWINという銘機の原型となったこの構造こそ、じつは長年の研究の末辿り着いたCHORDのひとつの答えであり、明瞭かつナチュラルなCHORDトーンの秘密を握るものなのです。
特に銘機ODYSSEYとまったく同一構造を持つRUMOUR 2(サイズのみ異なります)、当然その音質もODYSSEYと同系統のものであろうことを予想しますが、その予想は外れてしまいます。柔らかでこくのあるODYSSEYと異なりRUMOURは明瞭系のハイファイケーブルです。透明感と分解能に優れていて、スッキリと整理された中〜高域の響きが印象的です。付帯音や滲みがなく、音の輪郭がひじょうに明確です。音の重なり合う中音域でも音と音の間に清潔な静けさがあり、混濁がみられません。このことを一番よく分らせてくれるのがピアノの再生です。中音域において両手で叩かれる和声の響きの何と快いことでしょう。例えるなら平均律でなく純正調で調律された鍵盤の響きを聴いた時のような心地よさです。低音再生に関しても同様です。低音域に表れがちの膨張感や拡散は見られず、タイトで心地よく整理されています。ウッドベースの音程もたいへん聞き取りやすく感じられます。当然のようにレスポンスの良さが全音域において確認できます。
このように明瞭系のRUMOUR 2ではありますが、さすがCHORDと思わせるのがボーカルのリアルさです。エッジが明瞭なだけでなく、音の中身にしっかりした芯と実在感があり、血の通った生身の人の声が聴けます。明瞭で音離れの良い伴奏を背景に、凛として立ち上がるボーカルは素敵です。とりわけボーカルメインのポップスやロック、或いはダンスミュージックなどで大きな魅力を発揮するケーブルといえそうです。また明瞭さの欠けるシステムや中・低域の鈍重なシステムなどに用いますと(音楽ジャンルに関わらず)強大な成果を上げることが出来ることでしょう。(「WHAT HiFi Sound & Vision」誌5つ星最高評価、「HiFi CHOICE」誌Recommended、「P.J.HiFi」Recommended、米国「Jazz Times Magazine」Recommended) ■19 strands of purity Silver plated OFC (16GA)、Twisted pair configuration for improved noise rejection、 Teflon insulation、Silicon outer jacket ※表示価格は1mあたりの価格です。お申込みの際は、[個数]の欄に「4」等のように総ケーブル長を(その際「数量変更ボタン」をお忘れなく!)、[補足事項]の欄に「2m+2m」等と内訳をご記入ください。
※写真のバナナプラグは含まれません。バナナ又はスペード端末処理済(完成品)をご希望の方はメールにてお申込下さい。(1.5mペア:\18480、2mペア:\21840、3mペア:\28560 他)
通販価格 3,570円 (税込み) (定価 3,780 円)
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