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【09衆院選】民主、普天間移転で九州2基地を検討
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在日米軍再編に伴う米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、民主党が、県外移転先の候補地として宮崎県内の航空自衛隊新田原(にゅうたばる)基地と、福岡県の航空自衛隊築城(ついき)基地を検討していることが明らかになった。
両基地は有事の際に米軍が普天間飛行場の補完として展開することになっている。
民主党は政権獲得すれば、グアムなど国外移転の可能性も含めて米政府と協議していく考えだが、現行の移設計画見直しに慎重な米側が応じるかどうかは不透明だ。
民主党は基地が集中する沖縄県の負担軽減を重視しており、昨年7月にまとめた「沖縄ビジョン2008」で普天間飛行場に関し、「県外移転を模索し、戦略環境の変化を踏まえ国外移転を目指す」との方針を明記。沖縄県内の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市)に移設する政府案の見直しを求めてきた。
関係筋によると、鳩山由紀夫代表は周囲に移転先として新田原、築城両空自基地を挙げたという。鳩山氏は19日、沖縄県内の集会でも「最低でも県外移転の方向で積極的に行動したい」と発言している。
両基地は平成18年の在日米軍基地の再編に関する日米合意で、「武力攻撃事態」や「周辺事態」の際、新設する普天間代替基地で収容し切れない部隊が展開することを認め、滑走路や隊舎の整備も進んでいる。
ただ、普天間飛行場の主力である米海兵隊のヘリ部隊を移すには敷地が手狭だとされ、民主党内にも実現性を疑問視する声がある。
民主党は23日に衆院選マニフェスト(政権公約)の原案となる「政策集INDEX2009」を発表したが、普天間飛行場の移転問題には触れなかった。
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