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大相撲の追手風(おいてかぜ)部屋で今年3月に、師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)が床山へしつけの意味で暴行した問題で、すでに協会を退職した23歳の元床山が顔面打撲と首を痛めて全治3週間のけがを負っていたことが25日、分かった。親方は元床山の若い力士に対するいじめを戒める意味での暴行だと主張しているが、けがの程度によっては愛のムチを逸脱していた可能性も出てきた。
元床山への暴行が発覚したこの日、渦中の追手風親方は通常通り審判部の職務を務めた。報道陣の取材に対し、暴行はいじめを戒める愛のムチだったことを改めて明言。さらにいじめを受けた力士に暴行を指示したのも「これで終わりにさせるけじめとしてやらせた」と話した。今後は場所後に元床山の実家がある熊本県へ出向き本人、家族らと話し合う意向だ。ただ、元床山側の親族はすでに法的手段も辞さない姿勢を伝えている。実際に踏み切った場合について、親方は「こちらも対応するつもりです」と受けて立つ構えを明かした。
追手風親方を名古屋場所中に事情聴取した日本相撲協会の生活指導部特別委員会の伊勢ノ海委員長(元関脇・藤ノ川)は「師匠と相手側が直接、会って話し合った結果を受けて対応したい」と明かした。現時点で臨時委員会の招集はなく、8月の定例会合で追手風親方の報告を受け方針を決める意向だ。
武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)は「起きてはならないこと」と暴行は問題視したが、実際の対応は「担当の部長に任せる」と静観する姿勢を強調。特別委員会の友綱副委員長(元関脇・魁輝)も「親方側からの話だけだが、向こうの行動も悪い。今回は処分まで行くことはないと思う」と処分を否定した。
ただ、協会は2年前の時津風部屋での力士暴行死事件以来、暴力の一掃に努め再発防止策を練っている。その途上での暴行問題だけに今後、理事会で処分を下す可能性も出てくる。
(2009年7月26日06時01分 スポーツ報知)
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