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自民逆風に追い打ち!?首相が激ヤバ発言 (2/2ページ)

2009.7.26 05:04
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自民逆風に追い打ち!?首相が激ヤバ発言
日本青年会議所の会合で麻生首相はまたも“ヤバ発言”=25日午前、横浜市のパシフィコ横浜【フォト】

 麻生首相がまたヤッてしまった。この日、横浜市内で開かれた日本青年会議所の会合であいさつに立ち、高齢化社会について触れた時だった。

 「65歳以上の人たちが元気。介護を必要としていない人たちは実に8割を超えている。その元気な高齢者をいかに使うか」と、ここまでは良かった。だが「高齢者は働くことしか才能がない。80歳を過ぎて遊びを覚えても遅い」と続けてしまったのだ。会場は無反応で静けさが漂った。

 発言の真意は、活力ある社会に向け、高齢者を労働力として積極的に活用する必要性を強調したもので、「彼らが納税者になれば日本の社会保障は全く違ったものになる」と“麻生流”で勤労を促したのだが…。

 前日24日には、細田博之幹事長(65)が、麻生首相の言動などを取り上げたマスコミ報道に関連し「(首相が見送った)役員人事だろうが、閣僚人事だろうが、どうでもいいことだが、その方がみんな面白いんだから。国民の程度かもしれない」と述べ、国民の政治意識は低いとの認識を示したと受け取れる発言をし、直後に撤回したばかりだ。

 麻生首相については、これまでも数々の、うかつな物言いや、発言の変転や迷走で、党内外で物議を醸してきた。今は衆院選に向け、党内一致団結すべく大事な時。それだけに首相の“悪癖”を危惧する声もあり、党幹部らは選挙戦でのトップの失言は「命取りになりかねない」とハラハラしている矢先だった。

 麻生首相は同日午後、衆院解散後初となる仙台での“地方遊説”の際、自らの発言について「元気な高齢者に働ける場をつくることが、活力のある明るい社会だと申し上げた。誤解を与えたようだ」と釈明した。だが、自民党のトップの相次ぐ“失言”が、衆院選に向けた論戦で波紋を広げるのは必至だ。




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