千葉市花見川区の団地で豊田愛子さん(61)が殺害され、次女智美さん(22)が連れ去られた事件で、仲田敬行容疑者(28)が逃走先の沖縄県でタクシーを借り上げ、県内を移動していたことが千葉北署捜査本部への取材で25日、分かった。県内の観光地などを訪問していた可能性もあり、詳しい足取りを調べている。
捜査本部によると、事件発生翌日の19日朝、栃木県の東北自動車道佐野藤岡インターチェンジ付近で車を乗り捨てた後、高速バスとタクシーを乗り継いで羽田空港に到着していたことが、智美さんの証言から分かったという。
さらに仲田容疑者は19日午後に那覇空港へ着いた後、タクシーを借り上げて智美さんと移動。那覇市の繁華街を訪れたという。旅行用のキャリーバッグに観光ガイドを詰めていたことから、県内の観光地やホテルなどを訪れた可能性もある。
捜査本部によると、仲田容疑者は「(愛子さんが)血を流しているのは見た」と供述し、殺人容疑は否認。智美さんについて「まだ好き」と話している。
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