最終更新: 2009/07/25 23:36

スーパーニュースニュースJAPANスピークスーパーニュース WEEKEND新報道2001

山口豪雨被害 総勢700人を動員して行方不明者の捜索続くも難航

記録的な豪雨で土砂災害が相次いだ山口県内では、23日も行方不明者の捜索が続いている。総勢およそ700人が動員される中、大量の土砂に阻まれ難航している様子。
21日、山口県を襲った集中豪雨で、特別養護老人ホーム「ライフケア高砂」は大量の土砂で埋まり、これまでに男女5人の死亡が確認されている。
23日は、残る2人の行方不明者の捜索が続けられる中、関係者や行方不明者の家族が施設を訪れ、捜索を見守る姿も見られた。
また新たに、付近の川でも警察官10人が捜索を始めている。
今回の豪雨で、防府市は、認識の甘さから、県から土砂災害の起きる危険レベルが最大という警戒情報を、市内の対象となる施設に伝えていなかった。
また防府市は、土砂災害防止法で義務づけられている避難計画や、ハザードマップを財政上の事情から作っていなかったことも明らかにしている。
これを受け、松浦正人市長は、22日夕方に会見を開き、「責められてもしかたがない。対策や判断が的確に行われていれば、1人でも人命が救われていたと思う」と、対応の遅れを認めた。
山口県内での死者はあわせて8人、行方不明者は9人となっている。
また週末には、雨の予報が出ている。
災害復旧を各地で急いでいるが、現場はまだ水も引いてなく、2次災害が心配されている。

(07/23 11:55 テレビ西日本)


[ high / low ]

「社会」の最新記事

最新記事