論語学朋塾・みちしるべの会で孔子の論語の名言を学びましょう。
論語は、今から2500年も前中国の春秋時代に,孔子の言葉をその弟子たちによって書かれたものです。
2500年以上も前から現在まで読み告がれていますが、何故こんな古い書物がいまだに愛読されているのでしょう。
ひとつは、人間の精神構造が2500年前も今もあまり変わっていないと言うことではないでしょうか。
人は生きるため必ず「思いと行いの拠り所」を何かに求めようとします。
人間としての 「生き方を求めますが」 その時に一つの「光明を」投げかけてくれ、道しるべとしてくれるのが「論語」です。
[子曰、学而時習之、不亦説乎]
(子曰、学びて時に之を習う、また悦ばしからずや)
物事を学んで、之を実践して、習慣化し自分のものにしていく、
なんと楽しいことではないか。・・・・と論語にも有ります。
人間としての考え方、行動の有り方を学習し、それを習慣化して、自分の物にしていく、そして自身が成長する、素晴らしい事ではないでしょうか。
論語の学習は、20編の各編が独立的であり、系統だった物では有りません、よってどの篇から読んでいっても構いません。
儒教は、多面的で複層的な思想であり、儒教を学ぶ方法や実践する目的によって色々な容貌を見せてくれます。
人間が踏み行うべき正しい道を示す“倫理規範”
社会を鷹揚毅然として優美に生き抜く知恵を得る為の “学問教養”
有徳の君子による国家安泰の政治を行わんとする者にとっての “政治思想”
祖先崇拝の為の祭祀や儀礼式典、天命拝受の思想など “宗教教義”
といった多面的な顔を儒教は持っていると言えるでしょう。
儒教はこの様に宗教的な一面も持っていますが、仏教、キリスト教、イスラム教、と言った様な一般的な宗教の概念とは異なります。
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