1965年の軌跡

1月 6日
クリスマス・ショー11日目。
11日
クリスマス・ショー15日目。女王主催のウィンザー・ボールへの招待を断る。
13日
クリスマス・ショー17日目。ディック・ジェームズ、ジョンとポールがソングライターとして1964年に100万ポンド稼いだと発表。
15日
クリスマス・ショー19日目。終了後、ジョージとリンゴ、メロディ・メーカー誌の記者ボブ・ドーバーン主催のパーティに出席。
16日
クリスマス・ショー最終日.
17日
4人は休暇に入る。
19日
エプスタイン、次のアメリカ・ツアーの最終的な打ちあわせのためニューヨークへ飛ぶ。
24日
エプスタイン、ニューヨークでアメリカ・ツアーの交渉をまとめる。
25日
ジョン、シンシア、ジョージ・マーティン、ジュディ・ロッカート・スミス(マーティンのガールフレンド)、休暇でアルプスへ。
28日
ジョージとパティ、おしのびでヨーロッパ旅行に出発。
   
2月 11日
リンゴ・スター、ロンドンのカクストン・モールでモーリン・コックスと結婚。
15日
「HELP」レコーディング開始。ジョージ ノーザン・ソングスと3年間の契約を結ぶ。
22日
2作目の主演映画"HELP!"のロケのためメンバーはバハマ諸島へ向かう。
23日
バハマ諸島にて、2作目の主演映画『Help!』の撮影開始。プールで4人が服を着たまま泳ぐシーンなどを撮影。
24日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。空港近くをサイクリングするシーンなどを撮影。
25日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。リンゴとジョンはソフトボール・スタジアムで、ポールは洞窟でのソロ・シーンなどを撮影。
26日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。ヨット・ハーバーと郵便局でのリンゴのソロ・シーン、ホテルの木の上にある家でジョージとリンゴのシーン、ジョンが図書館から走り出すシーンなどを撮影。
27日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。「Another Girl」の演奏シーンを撮影。
28日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。ビーチでの撮影。
     
3月 1日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。フランス料理レストランでのシーン、沖合の船上でのシーンなど。
2日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。ビーチでのシーン。
3日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。ビーチでのシーン。
4日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。ビーチでリンゴが杭に縛りつけられるシーンなど。
5日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。島の各地のポイントでリンゴを探し回るシーン。
6日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。空港でタラップを降りながら、写真を撮りあうシーンなど。
7日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。
8日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。
9日
バハマ諸島にて、映画『Help!』の撮影。
10日
バハマからロンドンへ移動。
14日
オーストリア、オーバータウエルン(アルプス)にて、映画『Help!』の撮影。雪の中へ背中から倒れるシーンなど。
15日
オーストリア、オーバータウエルンにて、映画『Help!』の撮影。スキー・リフトと斜面でのシーンなど。
16日
オーストリア、オーバータウエルンにて、映画『Help!』の撮影。スキー・リフトと斜面でのシーンなど。
17日
オーストリア、オーバータウエルンにて、映画『Help!』の撮影。カーリングのシーンなど。
18日
オーストリア、オーバータウエルンにて、映画『Help!』の撮影。ジャンプ台でのシーン、アフター・スキーでのパブのシーンなど。
19日
オーストリア、オーバータウエルンにて、映画『Help!』の撮影。テラスと雪の中での様々なカット。この日、BBCラジオ番組用に電話インタビューを行う。
20日
オーストリア、オーバータウエルンにて、映画『Help!』の撮影。「Ticket To Ride」の音楽に合わせたシーンなど。この日、ラジオ・ルクセンブルグの番組用に、ジョンとリンゴが電話インタビューを行う。
22日
HELP!の撮影を終えイギリスに戻る。
23日
HELP!のセット部分の撮影がトウィッケンハム・スタジオで開始される。
24日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、寺院内部のシーンや水中に飛び込むシーンなど。
25日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、寺院内部のシーンや水中に飛び込むシーンなど。
26日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、寺院内部のシーンや水中に飛び込むシーンなど。
28日
アルファ・テレビジョン・スタジオにて、ABCテレビ番組『サンク・ユア・ラッキー・スターズ』の収録。
29日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、研究室や駅構内でのシーンなど。
30日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、研究室や駅構内でのシーンなど。
31日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、研究室や駅構内でのシーンなど。
   
4月 1日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、研究室や駅構内でのシーンなど。
2日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。スタジオのセットで、研究室や駅構内でのシーンなど。
5日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。レストランの厨房のシーンなど。
6日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。レストランの厨房のシーンなど。
7日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。リンゴがパブの地下室に転落するシーンなど。
8日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。洗面所でのドライヤーのシーン、トイレでのリンゴのソロ・シーンなど。

9日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。この日撮影されたシーンはカットされる。

10日
リバーサイド・スタジオで、BBCテレビ番組『トップ・オブ・ザ・トップス』の収録。
11日
ウェンブリ―・エンパイア・プールで行われた"ニュー・ミュージカル・エクスプレス”紙の人気投票入賞者コンサート”に出演。
12日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。宮殿内で体の動きがスローモーションになっしまうシーンなど。
13日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。廊下を走るシーンなどが撮影された後、出番は無かったが、BBCラジオ番組用にインタビューの収録を行う。その後EMI第2スタジオにてレコーディング。19:00-11:00
14日
エルザ・アベニューにて、映画『Help!』の撮影。4軒のテラス・ハウスにそれぞれが入っていくシーンなど。
ポール・マッカートニーがセント・ジョーンズ・ウッドのキャベンディッシュ・アベニューに4万ポンドと推定されるビクトリア王朝風の邸宅を購入したと、"デイリー・エクスプレス"紙が報じる。またポールが核兵器反対運動協会にメッセージを送ったとも報じられる。「核兵器反対運動には僕も大いに賛成です。原始水素爆弾は一切廃止すべきだと思います。水爆なんて最終的には誰のためにもならないのですから。全員が吹き飛ばされてしまう前に廃止した方が賢明だと思います」。
16日
ジョンとジョージ、ウェンブリー・スタジオにてレディフュージョン・テレビの番組『レディ・ステディ・ゴー』に生出演。新曲「涙の乗車券」のプロモーションを行なう。
18日
EMIスタジオ65号室にてミキシング。10:00-12:30
20日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。リンゴが手紙を投函しようとしたところ、暴漢が指輪をはずそうとするシーンなど。
21日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。ビートルズがグラック警視を訪問するシーンなど。
22日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。冒頭の「Help!」の演奏シーンなど。
23日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。演劇学校のシーンなど。
24日
ロンドン、シティ・バージにて、映画『Help!』の撮影。虎のいる地下室に閉じこめられるのシーンなど。
27日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。空港でビートルズが変装しているシーン、戦車の砲塔の上でのシーンなど。
28日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。演劇学校のシーン、虎のいる地下室に閉じこめられるのシーンなど。
29日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。リンゴが暴漢に指輪を狙われ、ハンド・ドライヤーが空気を吸い込んでしまうシーン、電動ノコギリで指を切断しようとするシーンなど。
30日
トゥィッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』の撮影。宝石商に扮した暴漢が指輪をはずそうとするシーンなど。
 
5月 3日
ウィルトシャー州ラークヒルのソールズベリー平原に場所を移動してロケを続ける。映画『4人はアイドル』のプレミア公開が6月29日、ロンドン・パビリオンで行なわれると発表される。
4日
ソールズベリー平原にて、映画『Help!』の撮影。大平原を駆け回り、演奏するシーンなど。
5日
ソールズベリー平原にて、映画『Help!』の撮影。大平原を駆け回り、演奏するシーンなど。
7日
映画『ヘルプ!4人はアイドル』の撮影。ポールが間違えて薬を注射され小さくなってしまうシーンを撮る。
9日
セント・マーガレッツにて、映画『Help!』の撮影。リンゴが体重計の上で手首を切り落とされそうになるシーンなど。
10日
クリーブドン・ハウスにて、映画『Help!』の撮影。その後、EMI第2スタジオにてレコーディング・ミキシング他。20:00-翌1:15
11日
クリーブドン・ハウスにて、映画『Help!』の撮影。映画"HELP!"の撮影がクランク・アップ。
18日
トゥイッケナム・フィルム・スタジオにて、映画『Help!』のアフレコ作業。
6月 4日
EP盤"Beatles For Sale No.2"をパーロフォンからリリース。
12日
ビートルズのMBE勲章受賞が決定したと報じられる。特別記者会見を開くが、ジョンは1時間以上も遅刻。
16日
ジョン、BBCのラジオ番組『ザ・ワールド・オブ・ブックス』のためにインタビューを収録。2作目の著書『ア・スパニアード・イン・ザ・ワークス』について語る(7月3日放送)。
17日
アビイ・ロード第2スタジオで「イエスタデイ」にポールの追加ボーカルと弦楽四重奏をオーバーダビング。その後、ヨーロッパ公演のため出発。
20日
ヨーロッパ・ツアー開始。7月3日まで。パリのパレー・ド・スポーツで公演。
22日
リヨンで公演。
24日
ジョンの2冊目の本"ア・スパニアード・イン・ザ・ワークス"が出版される。
28日
ローマでの公演を終えた後、コート・ダ・ジュールに向かう。
29日
ポールとジョージ、プロモーターのフェリックス・マロアーニのヨットで1日過ごす。
     
7月 2日
マドリッドのモニュメンタル闘牛場で公演。聴衆は1万人。ポールはスペイン語でメンバー紹介をする。
4日
ヨーロッパ・ツアーを終えてロンドンに戻る。空港には1000人のファンが出迎える。
17日
ABCTVの"Thank Your Lucky Stars"(200回記念番組)で、映画"HELP!"の予告フィルムを放映。
23日
10枚目のシングル"Help! / I'm Down"をパーロフォンからリリース。
29日
ロンドン・パビリオンで開催された映画"Help!"のプレミア・ショーにビートルズ出席。マーガレット王女とスノードン卿も出席。
     
8月 1日
ABCシアターから生放送されたイギリスのテレビ・ショー『ブラックプール・ナイト・アウト』のグランド・フィナーレ。派手な電飾と、踊っている人型の背景のセットがにぎやか。4人はダンサーの女の子たちと踊っているが、リンゴだけはとてもノリノリです。
6日
アルバム"Help!"をパーロフォンからリリース。
13日
3回目となるアメリカ・ツアーに出発。
14日
4度目の出演となる"Ed Sullivan Show"のリハーサル及び録画撮り。
15日
午後5時に記者会見を行なったあと、ニューヨークのシェア・スタジアムで初めての公演。55600人を動員し、観客動員数と総収益で当時の世界記録を達成。ショーのもようはテレビ用に撮影される。
21日
ジョージ、ミネアポリスの会見場でB-sharp Musicよりリッケンバッカー360/12を贈られる。
27日
エルヴィス・プレスリー邸を訪問。
30日
アメリカ、ハリウッド・ボウル公演の2日目。前日にひき続きキャピトルによりライブ・レコーディングされ、1964年の公演の収録分とともに、アルバム『ザ・ビートルズ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル(ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ!)』として1977年にリリースされる。
9月 1日
アメリカ・ツアーを終え、ロンドンに戻る。
3日
ジョン「HOW I WANT THE WAR」の撮影のためドイツのルネバーグ・ヒースに向けて出発。始めて単独出演した映画。
6日
エプスタイン 自殺を図る。
12日
8月14日に録画撮りされた「エド・サリバン・ショー」がCBSテレビで放送される。
13日
リンゴに男の子生まれる ザックと名付けられる。
21日
ロンドンのロイヤル・フェスティバル・ホールでコンサート。
27日
 ジョン、インタビューのなかで、映画『4人はアイドル』は「間違い」だったと述べる。ロンドンの『マス・オブザベーション』誌が、イギリス人100人中99人はビートルズの顔を識別できるが政治家の顔はほとんど知らないという記事を掲載。
 
10月 1日
ポール、アメリカ音楽業界誌"ビルボード"および"キャッシュ・ボックス"誌のチャートで第1位に。
4日
ジョンとポール、アルマ・コーガンの「エイト・デイズ・ア・ウィーク」のレコーディングに立ち会う。

アルマ・コーガン:
「ポケット・トランジスター」などのヒットを放ち人気を獲得したが、癌を患い、1966年、34才という若さでこの世を去っている。
12日
「RUBBER SOUL」レコーディング開始。
15日
ポール、セント・ジェイムズのナイト・クラブ、スコッチにベン・E・キングのショーを観に行く。ジョンとシンシア、ジョージとパティはショーが終わってから到着。
26日
バッキンガム宮殿でエリザベス女王からMBE勲章を授与される。
     
11月 1日
グラナダTVスペシャルの録画撮り。プロデューサーはジョニー・ハンプ。
13日
映画『ヘルプ!4人はアイドル』東京の有楽座でロードショー。
16日
ポール、スラウで行なわれたピーター&ゴードンのショーを訪れる。予定外にノーギャラで司会役をつとめ、カーテンのうしろからアナウンスする。ステージにも登場してドラムを少し叩いたが、観客はだれもポールだと気づかなかった。
 
12月 3日
アルバム"RUBBER SOUL"、11枚目のシングル"Day Tripper / We Can Work It Out"(初の両A面シングル)をパーロフォンから同時にリリース。最後のイギリス・ツアーを開始。グラスゴーで公演。
4日
ニュー・キャッスル・シティ・ホールで公演。
5日
リヴァプールでの最後の公演。
12日
ウェールズはカーディフのキャピタル・シネマで、ビートルズとしては最後となるイギリス・ツアー、その最終公演を行う。
13日
ビートルズの主演映画第3作として予定されていた『ア・タレント・フォー・ラヴィング』の製作中止が決定。
17日
Lennon & McCartneyの曲にスポットをあてたグラナダTVスペシャル放映。演奏曲 : "Yesterday"(ポールとマリアンヌ・フェイスフル)、"It's For You"(シラ・ブラック)、"World
Without Love"(ピーターとゴードン)、"Bad To Me"(ビリー・J・クラマー)、"I Saw Her Standing There"(ルル)、"And I Love Her"(エスター・フィリップス)、"All My Loving"(リチャード・アンソニー)、"I Feel Fine""Another Girl"(ジョージ・マーティン指揮の25人編成のオーケストラ)、"She Loves You"(リバプール・フィルハーモニック・オーケストラ)、"A Hard Day's Night"(アラン・ヘブンとトニー・クロンビーによるジャズ・バージョン)、"A Hard Day's Night"(ピーター・セラーズ)。3枚目のクリスマス・レコードがファン・クラブのメンバーに発送される。
25日
ポールが、「僕は、ジェーン(・アッシャー)と結婚するよ。もう、3年も付き合ってるしね」と"レコード・ミラー"紙に語る。
31日
ジョンとシンシア、ジョージとパティ、ノーマン・ニューウェル主催のニュー・イヤーズ・イブ・パーティに出席。

戻る