報道陣に囲まれる新党日本・田中康夫代表(中央手前)=兵庫県尼崎市内
新党日本・田中康夫代表(53)が24日、兵庫県尼崎市内のホテルで会見を開き、8月18日公示30日投開票の次期衆院選で兵庫8区から出馬することを正式表明した。その後、選挙区となる尼崎の商店街を初めて練り歩いた。女子大生が写メに収めるなど人気の高さをうかがわせる一方、「尼崎を知らないくせに」と批判する有権者も見られた。
尼崎商店街には多くのメディアと住民が集まった。田中代表は「中央集権の政治は机上の空論を繰り返しています」と選挙区での“第一声”。「尼崎は人情味と正義感にあふれた町。参院議員の役職をなげうって、日本の“改国”を目指します」と語ると「頑張れ〜」の声と拍手が飛び交い、写メを撮る女子大生も現れた。
混雑で押されるたびに「アッ、アッ」と甲高い声を出しご機嫌の様子。だが、有権者の間からは「迷惑」「尼崎を知らないくせに」と批判的な声も聞かれた。
同選挙区は公明党の冬柴鉄三元国交相(73)の地盤。田中代表にとって厳しい戦いとなりそうだ。