SMAP・草なぎ剛(35)が、地上デジタル放送完全移行まで2年となった24日、都内で開かれた記念式典に出席。『地デジ推進メーンキャラクター』への復帰を果たした。4月に泥酔騒動を起こして“地デジの顔”としての仕事を休止していたが、冒頭でまず謝罪。その上で、草なぎ不在の間に地デジ普及のキャラクターとして起用された『地デジカ』と初対面し、おやじギャグを繰り出す一幕もあった。
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2011年7月24日の地上デジタル放送への完全移行までちょうど2年。佐藤勉総務相ら関係者、報道陣700人が集まった華やかな席で、草なぎが任務を再開した。
開口一番、緊張した表情で「この度は多大なご迷惑、ご心配おかけしたことを心からおわび申し上げます。きょうから地デジ普及推進に参加させていただけること、感謝しております」と深々頭を下げた。クールビズでノータイ姿の関係者が多い中で、黒のスーツにネクタイを着用した正装で“誠意”を示した。
式典には草なぎの不在中に新たに誕生した、地デジをPRする鹿のキャラクター・地デジカも登場。「僕がいない間、頑張っていただいてありがとうございます」とあいさつ。しかし、リアクションが薄く“無言”の地デジカに「鹿だけにシカトってことですか!?」と、おやじギャグでツッコんで笑いを誘うシーンも。
そして、すっかり打ち解けた様子で壇上で何やらヒソヒソ話。「SMAPに入りたいって!?踊れるの?」とまさかの仰天要求に驚き顔を浮かべ、会場をなごませた。
06年から地デジ推進キャラクターを務めてきた草なぎだったが、泥酔騒動後は活動を休止。今月21日に所属事務所の関係者が佐藤総務相と対面して復帰が決定し、その際、無償での協力を申し入れた。今後は地デジカとタッグを組んで地デジ普及率100%を目指す活動をしていく。