巻頭インタビュー
富野由悠季監督はこちら
関岡 渉編
関岡氏写真 関岡 渉
(せきおかわたる)

 62年名古屋テレビ開局時に入局。
当時名古屋テレビアニメ「機動戦士ガンダム」などのプロデューサーを担当。


●放送の反響は・・・
 始まってすぐに来ました。
一番印象に残っているのは、アムロじゃなく敵役のシャアに人気があったことです。この作品ではキャラクターが良く死ぬんですが、シャアだけは殺しちゃいかんと、富野監督に直談判したんですよ。12話で一旦姿を消したシャアでしたが、 26話の再登場の時には相当盛り上がったものです。

●ガンダムブームの勢いは・・・

 放送が終了しても反響がものすごいので、ガンダムのイベントをやろうということになり、ガンダムファンの集いというのをやりました。
日本全国から多くの人が集まりました。
また、その頃始まった再放送は17〜18%を推移し、加熱していったんです。

●名古屋テレビにとってガンダムとは・・・
 名古屋テレビのアニメ制作は「ザンボット3」から数えて25年目になるわけですが、ガンダムがなかったらこれほど続かなかったと思うし、いつまでもこの局の誇るべき“ビッグネーム”なんです。

●キャラクターの魅力・・・
 明るい女の子フラウ・ボウ、ミニタリースタイルのマチルダ・アジャン、魅惑の少女ララア など、華麗な女性キャラクターの登場もこの番組の魅力です。また、ガンダムやホワイトベースのメカデザイン、これらを理知的、神秘的に構成した富野演出。
第1話から第43話までの全作品を一度ジックリ見ることをおすすめします。必ず新しい発見をするでしょう。


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