24日、「ポートメッセなごや」(名古屋市港区)で開幕したアニメ「機動戦士ガンダム」の放送30周年記念イベント「生誕30周年祭in名古屋 ガンダム THE FIRST~未来創造の世紀へ~」(メ~テレ主催)では、同局が所蔵する30年前の番組の企画書や台本、セル画などが展示された。来場したファンたちはずらりと並べられた貴重な資料を食い入るように見つめていた。
会場には、ガンダムやZガンダムの10分の1フィギュアも展示され、コックピットを再現したシートを体験できるコーナーや、アムロがほのかな恋心を抱いたマチルダ・アジャン中尉と記念撮影できるパネルも登場。また、ザクを大量生産する「ザク工場」の様子を再現したコーナーも設置。起きあがろうとするガンダムと向き合うザクからなる「ガンダム大地に立つ」(第1話)の再現ジオラマのほか、何十体ものモビルスーツや戦車などのプラモデルを配した「オデッサ作戦ジオラマ」も登場し、親子連れなどカメラを手にした人だかりは絶えなかった。
会場には、モノアイが赤く光る“実物大”の「シャア専用ザク」(高さ4メートル)の頭部フィギュアが登場。会場に点在するガンダムに関するクイズのパネルにすべて答えると、限定ステッカーがもらえるという「クイズラリー」も行われている。バンダイや一番くじ(バンプレスト)などの企業ブースも出展し、限定品などに多くの来場者が列を作っていた。ステージでは、富野由悠季監督やアムロ・レイ役の古谷徹さんら多数の有名人たちによるトークイベントや音楽ライブなどが開かれる。入場券は2200円(小中学生1700円)。【栗原拓郎】
2009年7月24日