2006年10月29日
モロッコの旅・ワルザザードからエルフードへ
この日はワルザザードからエルフードへの移動の日。オアシスをつなぐカスバ街道の土漠の道をひた走りました。途中、モロッコのグランドキャニオンといわれているトドラ峡谷を散策、谷あいのレストランでランチをいただきました。このスケールの凄い岩肌の峡谷はヨーロッパのクライマー達の格好の練習場とか。
ときおり車窓より砂の小山がぽつぽつ並んでいるのを見ることがあり不思議な光景です。アトラス山脈からの雪解け水の地下水路の縦穴(フダーラ)でカナートだとわかりました。このような砂漠の水路はシルクロードのトルファンやイランなどにも同じようなものが見られるそうです。
この後、アンモナイト工場に案内されましたが、かなり大仕掛けに化石の採取をおこなっているようでアンモナイトをはじめオウム貝や三葉虫などはめ込んだ豪華なテーブルなどが陳列されていました。モロッコといえば、アトラス山脈の奥地では恐竜の化石がざくざく出てくると聞いていましたが、もっと古い時代、デボン紀の地層でアンモナイトなど魚類の化石がこれもまたざくざく見つかるそうです。デボン紀は4億万年前、ちょっと想像できませんが、その当時は一日が22時間だったというのですから本当に驚きです。やっぱりモロッコは凄い!
ということで、ここで「アンモナイトの化石」と「砂漠のバラ」をお土産に買ってしまいました。砂漠のバラはオアシスが干上がる前に水に溶けていた硫酸カルシュウムやバリウムが砂と同化し結晶化したものです。
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この記事へのコメント
1. Posted by
アコ
2006年10月29日 00:21
アンモナイトの化石にバラの形になったもの、
いずれも古い時代のものたちとの出会いを感じて、しかもそれらがたくさん採取されるとは
日本でもいろいろ古い時代のものが採取されていますがそちらのはいささかスケールの違いを感じますね。もちろん種類が違うのと自分の国のものはまた違って同じ血の流れの人たちの遺産(絵画、文字、櫃)はもっと違った思いで見ますが。
バラは自然に化学物質が結晶化したものとの事
ロマンテイックです。トドラ渓谷はまたすごい双璧ですね。その間にある谷あいでのランチ、少し空気感が伝わるようですね。
いずれも古い時代のものたちとの出会いを感じて、しかもそれらがたくさん採取されるとは
日本でもいろいろ古い時代のものが採取されていますがそちらのはいささかスケールの違いを感じますね。もちろん種類が違うのと自分の国のものはまた違って同じ血の流れの人たちの遺産(絵画、文字、櫃)はもっと違った思いで見ますが。
バラは自然に化学物質が結晶化したものとの事
ロマンテイックです。トドラ渓谷はまたすごい双璧ですね。その間にある谷あいでのランチ、少し空気感が伝わるようですね。
2. Posted by
菜園ブログ
2006年10月29日 11:59
アフリカプレートが押し付けて出来たアトラス山脈の4億年の証拠を目の当りにご覧になり、感動されたことと想います。それにしても、日本とは北緯こそ同緯度にあるのに、正反対の気象条件下にあるモロッコの風景は大変興味かがあります。お写真をじっくり見せてもらっています。
3. Posted by
jugon
2006年10月29日 13:50
トドラ渓谷のレストランでは何を召し上がられたのでしょうか?涼しい風が吹き抜けそうな、ゆったりした雰囲気ですね。
モロッコ、この砂っぽい景色をこの目で見て、空気と風を肌で感じたくなりました。
砂漠のバラは、薔薇の様に見える化石なのですね。実物が見てみたいです。
モロッコ、この砂っぽい景色をこの目で見て、空気と風を肌で感じたくなりました。
砂漠のバラは、薔薇の様に見える化石なのですね。実物が見てみたいです。
4. Posted by
bijinbuta
2006年10月29日 13:56
砂漠の中の水路など、
うまく表現できませんが
「生命」「生きる!」「生きてる!」ということに真剣に向き合わないと生きていけないし、子孫も無事に残せないというのでしょうか。
その点をはじめ、わが国は恵まれていること他、再認識しました。
岩肌の峡谷、砂漠の水路につづいての、
砂漠のオミヤゲ、ロマンを感じますね〜
自分達が何気なく暮らしている地面の下には想像に絶する歴史があるのですね〜。(アノ銀杏のコトも含めて・・・)
峡谷でのランチはどんなお料理が・・・?と、
気になってる食いしん坊でごめんなさい
うまく表現できませんが
「生命」「生きる!」「生きてる!」ということに真剣に向き合わないと生きていけないし、子孫も無事に残せないというのでしょうか。
その点をはじめ、わが国は恵まれていること他、再認識しました。
岩肌の峡谷、砂漠の水路につづいての、
砂漠のオミヤゲ、ロマンを感じますね〜
自分達が何気なく暮らしている地面の下には想像に絶する歴史があるのですね〜。(アノ銀杏のコトも含めて・・・)
峡谷でのランチはどんなお料理が・・・?と、
気になってる食いしん坊でごめんなさい
5. Posted by
ryuji_s1
2006年10月29日 15:32
素晴らしいところが一杯有るようですね
楽しそうです。
楽しそうです。
6. Posted by kazuba
2006年10月29日 23:07
またまた凄い所、トドラ渓谷の凄い岩肌の中にレストランがあるのですね
暑いような、涼しい様などっちかな?
そしてどんなランチだったのかしら?
カナートの景色も赤茶けたさらさらの砂?の様で風が吹いたらどうなるのかしら?
ナンテ思ってしまいました。
恐竜の化石や魚類の化石、アンモナイト、想像さえ難しい驚異の世界を体感されたのですね
暑いような、涼しい様などっちかな?
そしてどんなランチだったのかしら?
カナートの景色も赤茶けたさらさらの砂?の様で風が吹いたらどうなるのかしら?
ナンテ思ってしまいました。
恐竜の化石や魚類の化石、アンモナイト、想像さえ難しい驚異の世界を体感されたのですね
7. Posted by
バーバラ・タカエ
2006年10月30日 00:26
こんばんわ
モロッコの写真と紀行文 楽しく拝見しています。トドラ渓谷の写真を見て 2年前にリフレッシュ休暇を利用して行ったベトナムのハロン湾を思い出しました。「海の桂林」と呼ばれて、やはり大きな岩が海に突き出ていました。
HISAさんの写真を見ても思うのですが、外国には日本ほど看板や自販機などが無く 自然が美しいですよね。日本も、もう少し景観を保護することが大事だとつくづく思います。
砂漠のバラ...神秘的です。
モロッコの写真と紀行文 楽しく拝見しています。トドラ渓谷の写真を見て 2年前にリフレッシュ休暇を利用して行ったベトナムのハロン湾を思い出しました。「海の桂林」と呼ばれて、やはり大きな岩が海に突き出ていました。
HISAさんの写真を見ても思うのですが、外国には日本ほど看板や自販機などが無く 自然が美しいですよね。日本も、もう少し景観を保護することが大事だとつくづく思います。
砂漠のバラ...神秘的です。
8. Posted by
HISA
2006年10月30日 07:44
アコ様
異国の気の遠くなるような遥か昔の遺跡
には本当に驚きますが、生まれ育った日本
の遺産(明日香村での〜)とかは身近なもの
としての感動がありますね。砂漠のバラは
悠久の年月を経て厳しい自然から生まれた
砂漠に咲いた花。私ずっと憧れていましたのよ。
異国の気の遠くなるような遥か昔の遺跡
には本当に驚きますが、生まれ育った日本
の遺産(明日香村での〜)とかは身近なもの
としての感動がありますね。砂漠のバラは
悠久の年月を経て厳しい自然から生まれた
砂漠に咲いた花。私ずっと憧れていましたのよ。
9. Posted by
HISA
2006年10月30日 07:51
菜園ブログ様
同じ地球上に生きているのですが、本当に
様々な気象条件下で人々は暮らしているのですね。
全てものを砂にしてしまい何もない風景をつくる
砂漠にはそれなりに感動します。何もなくはない
ですね。澄み切った青空と地平線がありますね。
同じ地球上に生きているのですが、本当に
様々な気象条件下で人々は暮らしているのですね。
全てものを砂にしてしまい何もない風景をつくる
砂漠にはそれなりに感動します。何もなくはない
ですね。澄み切った青空と地平線がありますね。
10. Posted by
HISA
2006年10月30日 08:06
jugon様
トドラ峡谷はとても気持の良いところでした。
モロッコに着いて、はじめて美味しいモロッコ
料理をいただきました。こちらではメインはほ
とんどタジンという土鍋料理です。テーブルで
とんがり帽子のような蓋をパッとあける時がシャ
ッターチャンス!だそうです。
トドラ峡谷はとても気持の良いところでした。
モロッコに着いて、はじめて美味しいモロッコ
料理をいただきました。こちらではメインはほ
とんどタジンという土鍋料理です。テーブルで
とんがり帽子のような蓋をパッとあける時がシャ
ッターチャンス!だそうです。
11. Posted by
HISA
2006年10月30日 13:12
bijinbuta様
こんにちは!
地下水路は砂漠に生きる人たちの知恵ですね。
日本は今のところ山河に恵まれ綺麗な水が豊富
で幸せです。デボン紀は魚の時代だったそうで
陸にはまだシダやトクサくらいしか植物もなか
ったらしい。とにかくモロッコが海だった4億
万年前の話ですものね。なんだかね〜

こんにちは!
地下水路は砂漠に生きる人たちの知恵ですね。
日本は今のところ山河に恵まれ綺麗な水が豊富
で幸せです。デボン紀は魚の時代だったそうで
陸にはまだシダやトクサくらいしか植物もなか
ったらしい。とにかくモロッコが海だった4億
万年前の話ですものね。なんだかね〜
12. Posted by
HISA
2006年10月30日 13:18
ryuji_s1様
あまりにも日本と環境も文化もかけ離れた
国なので10日あまりでは理解は難しいです。
それだけに好奇心や興味もふくらみますね。
あまりにも日本と環境も文化もかけ離れた
国なので10日あまりでは理解は難しいです。
それだけに好奇心や興味もふくらみますね。
13. Posted by
HISA
2006年10月30日 13:29
kazuba様
こんにちは!
いい時期に訪れたのかもしれませんが、お天気
続きでここトドラ峡谷でも涼しげで綺麗な水の
川が流れていて私達はあまり気持がよかったので
ぼーとしていてバスに乗り遅れそうになりました。
カナートは砂嵐の時は大変だろうとおもいます。
厳しい自然の中、大昔のロマンとばかりもいって
いられないかもね。
こんにちは!
いい時期に訪れたのかもしれませんが、お天気
続きでここトドラ峡谷でも涼しげで綺麗な水の
川が流れていて私達はあまり気持がよかったので
ぼーとしていてバスに乗り遅れそうになりました。
カナートは砂嵐の時は大変だろうとおもいます。
厳しい自然の中、大昔のロマンとばかりもいって
いられないかもね。
14. Posted by
HISA
2006年10月30日 13:45
バーバラ・タカエ様
こんにちは!
ヨーロッパも景観を考えて電線や看板は目につか
ないように工夫していますね。モロッコはまだ
発展途上というより中世を思わせる国なので風景が
自然のままです。ハロン湾もそうでしたか?
化石も砂漠のバラも嘘のようで本物なんですね。
私達が生きている地球の神秘を感じます。
こんにちは!
ヨーロッパも景観を考えて電線や看板は目につか
ないように工夫していますね。モロッコはまだ
発展途上というより中世を思わせる国なので風景が
自然のままです。ハロン湾もそうでしたか?
化石も砂漠のバラも嘘のようで本物なんですね。
私達が生きている地球の神秘を感じます。
15. Posted by 黄昏シニア
2006年10月30日 21:23
大自然のスケールの大きさに驚愕の一言です。
>アンモナオトやアトラス山脈からの雪解け水の地下水路の縦穴(フダーラ)でカナートだとわかりました。このような砂漠の水路はシルクロード・・・
ということは、この地も太古は”海”だったのですね。
>アンモナオトやアトラス山脈からの雪解け水の地下水路の縦穴(フダーラ)でカナートだとわかりました。このような砂漠の水路はシルクロード・・・
ということは、この地も太古は”海”だったのですね。
16. Posted by
spa
2006年10月30日 21:47
HISAさん、初めまして。spaです。毎日野良仕事をしています。家庭菜園です。モロッコは遠いとおい所ですね。もちろん行ったことがありません。いろいろな珍しい所を見たり、食べたり、体験ができたでしょうね。うらやましいです。もちろん、チャンスさえあれば行ってみたいです。
17. Posted by
HISA
2006年10月31日 20:09
黄昏シニア様
こんばんは!
アンモナイトや三葉虫の化石が見つかるということは
4億万年前は当然海で魚類の宝庫だったのでしょうね。
この先日本も海の底になるか、ハタマタ砂漠になるか、
生きていないので確かめようもありませんが・・・
こんばんは!
アンモナイトや三葉虫の化石が見つかるということは
4億万年前は当然海で魚類の宝庫だったのでしょうね。
この先日本も海の底になるか、ハタマタ砂漠になるか、
生きていないので確かめようもありませんが・・・
18. Posted by
HISA
2006年10月31日 20:21
spa様
早速にコメントありがとうございます。
私もできるだけ畑に出ることにしています。
人間の足音が一番の肥料っていいますものね。
うちの畑では土作りの好きなスタッフが協力
しあいながら畑仕事を楽しんでいます。モロッコ
旅行の折もみんながいるので安心でしたのよ。
これからも畑に関する情報交換よろしくね!
早速にコメントありがとうございます。
私もできるだけ畑に出ることにしています。
人間の足音が一番の肥料っていいますものね。
うちの畑では土作りの好きなスタッフが協力
しあいながら畑仕事を楽しんでいます。モロッコ
旅行の折もみんながいるので安心でしたのよ。
これからも畑に関する情報交換よろしくね!