千葉・女性殺害・次女行方不明事件 同居解消直後に犯行に使った車購入か
千葉市の団地で61歳の女性が殺害され、次女が元交際相手の男に連れ去られた事件で、男が犯行に使った車は、同居解消直後に購入していたことがわかった。
18日、元交際相手の豊田智美さん(22)の母・愛子さん(61)を殺害し、その後、智美さんを連れ去ったとして指名手配された、仲田敬行(ひろゆき)容疑者(28)。
警察はその後、逃走に使われた車の写真を公開した。
愛子さん殺害のおよそ1カ月前の6月23日、仲田容疑者はネットオークションで、車を購入していたことがわかった。
車を売った男性は「(ニュースを見て)車、あれって。(仲田容疑者の)顔を見て、さらにおいってなった。あたり(印象)は結構柔らかくて、いい人そうだったんですけど、すぐに(車を)使いたいということで、4万5,000円で(売った)」と語った。
男性が売った車と、警察が公表した仲田容疑者の車は、ナンバープレートが一致していた。
仲田容疑者のメールには「車は早急に必要だった」などと書かれていた。
メールアドレスには、仲田容疑者と智美さんを思わせる文字が含まれていた。
車を売った男性は「(仲田容疑者は)そわそわ落ち着かないような感じの人。結婚しているとかで、お金がないというようなことは言っていた」と語った。
仲田容疑者は、免許証のコピーをつけた念書を男性と交わしていたことも明らかになった。
車を売った男性は「まさか、こんなことをするような人には見えなかった。本当にまいったなという感じ」と語った。
仲田容疑者は、愛子さん殺害後、智美さんを連れ去り、栃木県の東北自動車道・佐野藤岡インターで降りた。
2人が乗っているとみられる車が、このインター近くのガソリンスタンドで給油していたという目撃情報もあり、警察は行方を追っている。
(07/22 18:39)