(cache) 起訴罪名の一部隠し発表 「名誉を配慮」と長野地検 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 起訴罪名の一部隠し発表  「名誉を配慮」と長野地検

     長野地検は24日、長野県飯田市の民家で女性にナイフを突きつけ金を奪ったとして、強盗などの疑いで逮捕された男の同地検松本支部による起訴を公表した際、起訴罪名について裁判員裁判対象事件とした上で「住居侵入、強盗■■」と2文字を黒塗りにして隠した。

     該当する罪名は強盗強姦、強盗殺人などの可能性があるが、地検は説明を拒み、理由について「関係者のプライバシーと名誉」として具体的には明らかにしなかった。

     被害者名を伏せ犯行日時も「平成21年」、場所は「長野県」以下が黒塗り。犯行の中身や状況の大半も黒塗りとなり、被告がどこで何をしたことを罪に問うのか、公には不明確なままとなった。

     裁判員制度開始以後、7月20日現在の共同通信の集計によると、全国で強盗強姦は10件、強盗致死と強盗殺人を合わせて19件など計276件が起訴され、その都度罪名も公表されている。

     山下隆志次席検事は、裁判は公開であり公判が始まれば罪名も明らかになるとの記者の指摘に「検察が罪名を出すと事件が分かり、事件が分かると中身が分かる。中身が分かると関係者が保護されない」と主張した。

     起訴されたのは飯田市の無職森本龍司被告(40)。起訴内容について地検は、今年森本被告が長野県内の被害者宅に侵入してナイフを顔に押しつけ金を要求し、現金12万円とキャッシュカードを奪った部分だけを明らかにした。

      【共同通信】
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