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<美瑛岳遭難>ツアー企画の会社は無登録

7月24日19時3分配信 毎日新聞

 大雪山系美瑛岳(2052メートル)でツアー登山客1人が死亡した遭難事故で、ツアーを企画した「オフィスコンパス」(茨城県つくば市)が、旅行業法に定められた旅行会社としての登録をしていなかったことが分かった。県は上鶴篤史社長から事情を聴くなど、ツアーの実施形態の調査を始めた。

 旅行業法では、宿泊施設の予約や航空券の手配を代行して手数料を取る場合、観光庁や都道府県への登録が必要。無登録の場合、100万円以下の罰金が科される場合もある。県観光物産課によると、上鶴社長は「うちは旅行会社ではなく山岳ガイド会社。登山のガイド料以外の宿泊費や移動代は実費で受け取っており、旅行業法違反には当たらない」と話しているという。

 オフィスコンパスは客3人をガイド3人が引率するツアーを企画。参加した兵庫県姫路市の尾上あつ子さん(64)が16日、美瑛岳山頂付近で低体温症のため凍死した。道警は22日、業務上過失致死容疑で同社を家宅捜索した。【吉井理記】

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最終更新:7月24日22時47分

毎日新聞

 

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