千葉県警「沖縄行き」つかんでいた！予約から足取り

　千葉市花見川区の団地で店員豊田愛子さん（６１）が殺害され、次女智美さん（２２）が連れ去られた事件で、殺人容疑などで逮捕した仲田敬行容疑者（２８）が姉名義で那覇行きの航空券を予約したため、空路を使って逃亡したことを千葉北署捜査本部がつかんでいたことが２４日、捜査関係者への取材で分かった。

　捜査本部は２４日から本格的な取り調べを始め、事件後の足取りや動機などについて調べている。

　捜査関係者によると、捜査本部は、羽田空港の防犯カメラに１９日、仲田容疑者と智美さんに似た２人が写っていたことを確認。搭乗者名簿を調べたところ、仲田容疑者の姉名義で那覇行きの航空券を予約、同じ名義のクレジットカードで購入していたことが判明した。　捜査本部は２２日夕、那覇市に捜査員を派遣。仲田容疑者は２３日に那覇市内で発見された際、財布は持っていなかった。

　また智美さんは素足のまま連れ去られたことも判明。智美さんは「母が倒れているところを目撃した。無理やり車に乗せられ、怖かった」と話している。羽田、那覇両空港には警備の警察官がいたが、捜査本部は、恐怖のため助けを求められなかった可能性もあるとみている。

[ 2009年07月24日 12:26 ]