最終更新: 2009/07/25 00:35

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千葉市女性殺害・次女連れ去り事件 仲田容疑者、「シミズ」という偽名を使用か

千葉県の団地で母親が殺害され次女が連れ去られた事件で、逮捕された仲田敬行容疑者(28)が、「シミズ」という偽名を使っていたとみられることがわかった。
仲田容疑者と次女・智美さん(22)は、事件翌日、羽田空港から沖縄へと向かった。
19日夕方、那覇空港で仲田容疑者とみられる男を乗せたタクシーの運転手は「19日の午後4時10分か15分。上が白で下はカーキ。カーキのズボンをはいて。黒のズックで黒い帽子」、「『お客さん、ホテルどちらまで?』って聞いても、一言もなんにも言わないもんですから、わたしも言っても無駄だと思って」と話した。
しかし、仲田容疑者とみられる男は、この時は1人で、智美さんの姿はなかったという。
タクシーの運転手は、「刑事がこの写真の男が乗っていないかと(写真を見せたので)びっくりした」、「(警察に)一緒に乗ったら怪しいと捕まると思って(智美さんは)別に乗ったかもしれないと言っていた」と話した。
車内では終始、挙動不審な様子だったという仲田容疑者。
さらに、降り立った先は、沖縄一の繁華街・国際通りだった。
そこは23日に身柄を確保された携帯ショップのすぐ近くだった。
では、仲田容疑者は、どこに潜伏していたのか。
国際通りから車で10分ほどの距離にある波之上地区。
ホテルの人は、「『シミズ』だったような気がするんですけれど」、「(警察が)見かけたら連絡するようにと」と話した。
仲田容疑者は、「シミズ」という偽名を使っていたとみられている。
那覇でも部分日食が観測された22日。
ビーチの人は「日食の日だから、おととい(22日)ですね。女の人、連れていると言っていた。誘拐みたいな。見かけたら、すぐ連絡くださいと」と話した。
仲田容疑者は、智美さんを連れて最初に携帯ショップを訪ねたのは22日のことだった。
携帯ショップの店員は「おとといは接客して、話も和やかで。『こんにちは』と入ってきて、順番待ちして」と話した。
そして夜になって警察が店を訪れ、2人が来店していたことがわかった。
さらに、一夜明けた23日午後3時ごろには、すぐ近くの沖縄料理店でも2人とみられる人物が目撃されていた。
沖縄料理屋の店員は「サングラスをかけていて、(店の中でも)取らないで。女性がちょっとかわいいなと思って、サングラスをしていたから、印象に残っていたんです」と話した。
そして、そのおよそ1時間後、2人は再び携帯ショップに姿を見せた。
携帯ショップの店員は、「右に男で左に女性」、「ゲームしたりとか、音楽を聴いたりとか。(iPhoneで?)iPhoneで」と話した。
そして、仲田容疑者は23日午後4時すぎ、携帯ショップを出て、タクシーに乗ろうとしたところ、身柄を確保された。
確保された時、帽子にサングラス姿で、特に抵抗した様子はなかったという。
保護されたあと、「怖かった」と話したという智美さんに対し、機内では憔悴(しょうすい)した様子も見せていた仲田容疑者。
逮捕監禁については一部容疑を認めたものの、豊田愛子さん(61)の殺害については否認している。
警察では、24日から本格的な事情聴取を始め、動機の解明などを急いでいる。
仲田容疑者は、逮捕される前日に、携帯電話を買いに店を訪れていた。
しかし、この日は書類の不備などがあって、購入には至らなかった。
そして、仲田容疑者らが帰った直後に、警察官が店を訪れて、翌日には仲田容疑者が再び来るという情報を得ていた。
そして23日、2人は再び店を訪れた。
智美さんはカウンターで購入の手続きをした。
一方、仲田容疑者は、向かい側にあるiPhoneが展示されている場所にいた。
しかし、この時すでに店内には2〜3人の警察官が待機しており、店の外には十数人の警察官がいたという。
そして、2人が連れだって外に出た時に、2人は身柄を警察官によって確保された。

(07/24 17:53 沖縄テレビ)


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