ブログの読者の皆さんへ
予告していた22日の講演会はお伝えしたように、中止、というか一時延期になってしまいましたが、主催者の伊藤玲子さんからも『必ずまたやります』と言われています。
選挙以後になるはずです。私も必ず参加します。
今回は本当にご迷惑をおかけしました。申し訳ありませんでした。
さてその解散と選挙ですが、歴代最長の記録を残した河野洋平衆議院議長がついに政界を引退しました。
新聞もテレビも「長い間ご苦労様」といったワンパターンな記事を掲載するだけで、彼が政治家として行った「河野談話」や中国における遺棄化学兵器への日本の公的支援の決定などのデタラメぶりに言及したところはほとんどありませんでした。
それだけではありません。衆議院議長である河野洋平が在任中から、中国との経済・貿易ロビー団体である「国貿捉」の会長として、数回中国を訪問し、胡錦濤国家主席や温家宝首相と会見、会員企業のための『口利き』をしている事実など、いまの日本のメディア空間のなかでは紹介されることはありません。
お笑いなのはこうした事実を日本の新聞は報道せず、人民日報やCCTVなど中国のメディアが正確に伝えていることです。そこでは河野洋平は『日本衆議院議長』と並んで『日本国貿促会長』の肩書きで紹介されているのです。
日本の記者はこの報道が中国の対日外交戦略のなかでどういう意味をもっているのかすら理解できないのでしょうか。
それとも人民日報ですら書ける記事でも日本のメディアにはタブーなのでしょうか。確かにそれは『良心的政治家』『ハト派の代表』を印象操作してきた河野の実態を暴露するものになる危険性はあるでしょう。
「なんだ、日本の過去を反省しろって言っているけど、お前さんは謝罪で中国に取り入って商売かよ!」。国民は間違いなくこう思うはずです。
欺瞞に満ちた朝日新聞的『道徳観』ではなく、事実は雄弁です。
謝罪はカネになる。土下座したものだけが胡錦濤と親しくなれ、商売にプラスになるのです。
ですが、反日を呼号する隣国で、日本の『三権の長』が朝貢した現実は国民に知られることはありませんでした。あの産経新聞にして、この程度のことすら報道できなかったのです。
なぜこの問題をここで書くのか。それは議員を引退した後も河野が国貿促の会長に留まることはすでに決まっており、今度はさらに堂々と中国と対中進出企業のために、ロビイストとして、在職中に築いた人脈を活用しようとしているからなのです。
河野に限りません。福田康夫前首相も同様で、彼もすでにある日本企業や業界のためのロビー工作を始めています。
河野にしろ、福田にしろ、在職中の中国に対する迎合ぶりは笑いものになるほどでしたが、それだけに中国との間に作ったコネクションが第二の人生の財産になるということなのでしょう。
河野洋平、福田康夫、アグネスチャン、みのもんた、こうした著名人と中国との「友好的な」関係をどう見るかについてはいろいろあっていいのですが、事実は知っておいた方がいい。
私も身体はひとつ、一日は24時間しかないわけで、なかなか筆の方が追いつかないのですが、今後も、日本に厳しく、独裁政権には甘い『腹にイチモツ』な面々をNLC上で告発していきます。ご支援のほどよろしくお願いします。
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