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“巡礼”町挙げ歓迎 アニメ「かんなぎ」聖地・七ヶ浜

七ケ浜国際村に再現された「かんなぎ神社」

 アニメ「かんなぎ」に登場する神社のモデルとされる鼻節神社がある宮城県七ケ浜町で、かんなぎ関連イベントを開く観光キャンペーンが、25日から8月16日まで行われる。メーン会場の七ケ浜国際村には、アニメに登場する「かんなぎ神社」を再現。町内の宿泊施設はかんなぎグッズとセットで販売する宿泊パックを用意するなど、アニメファンの誘客を狙う。

 主催は多賀城・七ケ浜商工会などでつくる実行委員会。国際村では25日から8月2日まで、県出身でかんなぎの作者武梨えりさんの作品展を開く。漫画の原画など約100点を展示、絵馬などのキャラクターグッズも販売する。

 町内の宿泊施設13軒は、かんなぎキャラクターの木製の精霊像や、イラスト付きマイはしなどをセットにした宿泊パックを600人分用意した。

 町内の商店15店はスタンプラリーを実施。スタンプ5個で先着200人に仙台銘菓の「萩の月」「萩の調」を、かんなぎキャラクターの包装で包んだ「ナギの月」か「ナギの調」を贈る。

 産土神(うぶすながみ)の萌(も)え系美少女「ナギ」を主人公にしたアニメ「かんなぎ」は、1月まで東北放送などで全国放送された。登場する神社が鼻節神社がモデルではないかと話題になり、「かんなぎの聖地」として全国からファンが訪れている。

 七ケ浜観光協会はかんなぎのストラップ7種類を5月に発売。県外からまとめ買いするファンも訪れ、2000個以上が売れている。

 実行委は「聖地七ケ浜を訪れたファンに、東北のリゾート地としての七ケ浜の魅力も知ってほしい」と、町の知名度アップに期待をかけている。


2009年07月24日金曜日

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