破綻の夕張市が冬ボーナス増額へ 職員の退職に歯止め狙う財政再建団体の北海道夕張市は24日、民間のボーナスに当たる12月支給の期末勤勉手当を現行より1カ月分増額し、2・35カ月分とする方針を決め、市議会で報告した。 同市では財政破綻後、職員給与が平均3割カットとなり、職員の退職が続いている。藤倉肇市長は「これ以上退職者が出たら市民サービスが維持できない。職員減を食い止めるためには手当の改善が必要だ」と説明している。 市によると、対象の職員は計128人で、約3627万円の支出増となる。職員の平均年収は約24万円増の約413万円になるが、全国の自治体の中では依然最低水準だという。 財源については今後、予算内で調整し、赤字の返済期間などに影響が出ないようにするという。ただ財政再建計画の変更は必要なため、近く総務相に変更を申し出る。 【共同通信】 |
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