●毎日新聞配信記事 毎日新聞は22日12時16分、「<西松事件>二階氏秘書「不起訴不当」検察審」という見出しで次の記事を配信した。
「自民党二階派(会長・二階俊博経済産業相)の政治団体「新しい波」が西松建設からダミーの2団体名義でパーティー券代計340万円を受領した問題で、東京第3検察審査会は21日付で、政治資金規正法違反容疑で告発された二階氏の秘書を不起訴(嫌疑不十分)とした東京地検特捜部の処分(6月26日付)について「不起訴不当」と議決した。
特捜部によると、秘書は西松にパーティー券を持ち込み購入を依頼したとされる。議決書は「捜査が尽くされているとは到底言えない、との印象が強い。強い政治不信が見られるという政治状況を踏まえると、パーティー券を購入した側(西松側)のみを処罰するのは納得できない」とした。起訴相当の議決が2回続くと起訴されるが、不起訴不当には法的拘束力はない。【岩佐淳士】」
●本誌編集長のコメント「東京地検特捜部は再捜査すると思うが、…。
しかし、国民の多くは小沢氏秘書と二階氏秘書の処分が不公平と思い込んでいる。検察には関係ないが、これも自民党不人気の要因の1つとなっている。事案が違い検察の可罰必要性の判断が異なる、など分りにくいのは確か。政治とカネの問題で小沢氏側を悪いというのなら、二階氏側はどうなんだ、という抗弁がうけいれられているのだ。
このギャップを補うのが自民党の広報活動ではないのか。
麻生首相の不人気もさることながら、自民党のマスコミ対応も民主党に比べ劣っているように私は感じる、民主党は不利な状況を切り返す先手劇場を演出し、自民党は己があって党があるのを知らぬ人が多い。」